WILLPOWER 意志力の科学 の感想
参照データ
タイトル | WILLPOWER 意志力の科学 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ロイ・バウマイスター |
販売元 | インターシフト |
JANコード | 9784772695350 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 心理学 » 心理学入門 |
購入者の感想
「意志力」とは「筋力」のようなものである。それを働かせるにはエネルギー(タンパク質!)が必要で、もちろん働かせれば疲れる。しかし、それは鍛えることができる。さらに、それを鍛え上げた人ほど ―― 武道の達人がそうであるように ―― その力をほとんど使わない。バウマイスターが科学的知見に基づいて教えてくれるのは、そういう話である。
科学啓蒙書として読んでもよいし、ハウツー本として読んでもよさそうな本である。ハウツー本として読むなら、ポイントはやはり、意志力の鍛え方が書いてある第6章だろう。たとえば姿勢を正しくするだけで「意志力」の「スタミナ」が向上するというから驚きであるが、それは同時に「姿勢を正せ」という昔ながらの教えの正しさを証明している点がおもしろい。もっと意外なものでは、「計画は立てるだけでも効果がある」とか、「自尊心を持つより自制心を持つことのほうが必要」だ(「世界に1つだけの花」では駄目なんだって!)とか。
私個人は、エピソードのやたら出てくる科学啓蒙書として楽しんだ。いろいろな登場人物が出てくる。たとえば「生きた彫像」のパフォーマンスで有名な歌手のアマンダ・パーマー。それに、『自伝』に著した「十三徳樹立」の方法で有名なアメリカの父・フランクリン。他に、暗黒大陸アフリカを横断した冒険家
科学啓蒙書として読んでもよいし、ハウツー本として読んでもよさそうな本である。ハウツー本として読むなら、ポイントはやはり、意志力の鍛え方が書いてある第6章だろう。たとえば姿勢を正しくするだけで「意志力」の「スタミナ」が向上するというから驚きであるが、それは同時に「姿勢を正せ」という昔ながらの教えの正しさを証明している点がおもしろい。もっと意外なものでは、「計画は立てるだけでも効果がある」とか、「自尊心を持つより自制心を持つことのほうが必要」だ(「世界に1つだけの花」では駄目なんだって!)とか。
私個人は、エピソードのやたら出てくる科学啓蒙書として楽しんだ。いろいろな登場人物が出てくる。たとえば「生きた彫像」のパフォーマンスで有名な歌手のアマンダ・パーマー。それに、『自伝』に著した「十三徳樹立」の方法で有名なアメリカの父・フランクリン。他に、暗黒大陸アフリカを横断した冒険家