楽らく弾けちゃうコードブック エレキベース (楽らく弾けちゃうコード・ブック) の感想

　エレキ・ベース用のコードブックは、たくさん、出版されていますので、本書が、ベストだとは、思いませんし、ベースという楽器の演奏の難しさを、考えると、『楽らく弾けちゃう・・・』の表題は、誇張しすぎだと、思います。

　しかし、おそらく、ベース愛好者のほとんどの方々を、悩まさせると、思われる『ベースライン』の組み立てかたの基本が、巻頭に、コンパクトに、まとめてあり、たいへん、良心的な、書籍だと、個人的に、思います。

　ベース用のコードブックは、個人的に、もう一冊、『初心者のためのエレキ・ベース・コード早わかり（ドレミ楽譜出版社）』という本を、持っているのですが、どちらの書籍も、良い特徴が、あり、甲乙つけ難く、両方、併用しています。

　あと、音楽の正式教育も受けていない、音楽の素人（超初心者）の私が、言える事では、ないのですが、どんな楽器でも、『理論より実践』（理論ばかり勉強していると、演奏する意欲がなくなる）と、よく、言われますが、やはり、音楽理論の勉強も、必要（有益）だと、思います。特に、『ベース・アレンジ』に関心のある方に、お勧めの書籍が、『ベーシストのための音楽理論（ドレミ楽譜出版社）』と、いう本です。（模範演奏CDも、付いています。）

　末尾に、『ベース』という楽器は、ジャンルを問わず、曲の土台である、低音域を支える、とても、重要なパートです。ベースの弾き方ひとつで、曲の印象が、ガラリと変わることもあり、その存在感は、ギターやドラムなどと、肩を並べるものと、個人的に、思っています。その『ベース』と、いう楽器の、楽しさや、奥深さが、もっと、認識され、より、『ベース愛好者』の方々の増加と、理解が深まれば、この上なく、光栄にと、思っております。