正しい日本語の使い方 の感想
参照データ
タイトル | 正しい日本語の使い方 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 吉田裕子 |
販売元 | エイ出版社 |
JANコード | 9784777927098 |
カテゴリ | 人文・思想 » 言語学 » 日本語・国語学 » 日本語研究 |
購入者の感想
A5サイズで、軽すぎず重すぎず。
コンビニ売りのお手軽書籍としては、非常に内容が豊富で値段以上の価値がある。
一方で、これは編集側の問題になるが、構成および校正に多くの問題があり、そこはマイナスの評価をせざるを得ない。これは出版社の力量の問題であって、著者の力量を鑑みれば残念と言えるところだろう。
さて、同書は5つの章に別れている。その中でも第1章の比重が大きくおおよそ3分の1を割いている。ここは同書を手に取ったユーザーが一番読みたい部分でもあり、よくまとまっている箇所でもある。スピーチやメールを取り上げた箇所は、ボリュームこそ少ないが的確なコメントが入っており、他の長いだけのマナー本などに比べ、気づきやすい構成になっている。
しかし、他の章については疑問がある。
2〜3は日本語コラムとでも言うべき章となっているため、少々ピントがぼけているような感を受ける。
2章の最後に
「このように、日本語の背景には歴史や文化があります。日本語を学ぶことは日本を学ぶことなのです。」
とありこれが共通するキーワードになっている。その為、このキーワードを全面に出し、1つの章にまとめたほうが、より充実した内容になったのではないかと疑っている。
一方で5章以下については、もう少しページを割いても良かったのではないかと思う。
字を書く
と
東大現役合格生の国語力をマスターしよう
の2つの項目は必読。
前者は、些細なコトだが字の上達キーワードがちりばめられている。これを読まない手はないだろう。
後者は、日本語力ではなくタスク管理などのビジネスにそのまま直結する内容が書かれている。日本語力というキーワードを通してのビジネス書の企画も面白いのかも知れない。
総合的に、僅かの文量で色々な気づきを与えてくれる同書には、問題点も沢山あるが、それを補ってあまりある情報が盛り込まれている。問題点を割り切れば、お手軽だが納得の一冊であろう。
コンビニ売りのお手軽書籍としては、非常に内容が豊富で値段以上の価値がある。
一方で、これは編集側の問題になるが、構成および校正に多くの問題があり、そこはマイナスの評価をせざるを得ない。これは出版社の力量の問題であって、著者の力量を鑑みれば残念と言えるところだろう。
さて、同書は5つの章に別れている。その中でも第1章の比重が大きくおおよそ3分の1を割いている。ここは同書を手に取ったユーザーが一番読みたい部分でもあり、よくまとまっている箇所でもある。スピーチやメールを取り上げた箇所は、ボリュームこそ少ないが的確なコメントが入っており、他の長いだけのマナー本などに比べ、気づきやすい構成になっている。
しかし、他の章については疑問がある。
2〜3は日本語コラムとでも言うべき章となっているため、少々ピントがぼけているような感を受ける。
2章の最後に
「このように、日本語の背景には歴史や文化があります。日本語を学ぶことは日本を学ぶことなのです。」
とありこれが共通するキーワードになっている。その為、このキーワードを全面に出し、1つの章にまとめたほうが、より充実した内容になったのではないかと疑っている。
一方で5章以下については、もう少しページを割いても良かったのではないかと思う。
字を書く
と
東大現役合格生の国語力をマスターしよう
の2つの項目は必読。
前者は、些細なコトだが字の上達キーワードがちりばめられている。これを読まない手はないだろう。
後者は、日本語力ではなくタスク管理などのビジネスにそのまま直結する内容が書かれている。日本語力というキーワードを通してのビジネス書の企画も面白いのかも知れない。
総合的に、僅かの文量で色々な気づきを与えてくれる同書には、問題点も沢山あるが、それを補ってあまりある情報が盛り込まれている。問題点を割り切れば、お手軽だが納得の一冊であろう。