反骨のコツ (朝日新書 69) の感想
参照データ
タイトル | 反骨のコツ (朝日新書 69) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 團藤 重光 |
販売元 | 朝日新聞社 |
JANコード | 9784022731692 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 法律 » 法学 |
購入者の感想
はじめは伊東氏の言葉が多く、それに團藤先生が相槌を打たれる場面が続くので
法律学者がインタビューした方が良かったのじゃないかと物足りなさを感じたものの、
團藤法学の思想史上の位置付けなど法律学者では引き出せないような話題がふんだんに
盛り込まれていて、どちらかというと非常に高度な教養書になっている。
後半は團藤法学の基礎が実は陽明学にあったというお話。
これまた法学だけに関心のある人は少々物足りなさを感じるかもしれないが、
名著「法学の基礎」や「死刑廃止論」の思想的バックボーンを理解するための示唆に富む。
昔の東大教授の思い出話にあるように、法学者の思想を知ることがその学説の真意を
理解することにつながることを考えると、93歳の碩学からのメッセージは貴重だと思う。
法律学者がインタビューした方が良かったのじゃないかと物足りなさを感じたものの、
團藤法学の思想史上の位置付けなど法律学者では引き出せないような話題がふんだんに
盛り込まれていて、どちらかというと非常に高度な教養書になっている。
後半は團藤法学の基礎が実は陽明学にあったというお話。
これまた法学だけに関心のある人は少々物足りなさを感じるかもしれないが、
名著「法学の基礎」や「死刑廃止論」の思想的バックボーンを理解するための示唆に富む。
昔の東大教授の思い出話にあるように、法学者の思想を知ることがその学説の真意を
理解することにつながることを考えると、93歳の碩学からのメッセージは貴重だと思う。