ひつく神道入門: 日本人が知っておくべき本当の心の整え方 (徳間文庫カレッジ) の感想
参照データ
タイトル | ひつく神道入門: 日本人が知っておくべき本当の心の整え方 (徳間文庫カレッジ) |
発売日 | 2016-01-07 |
製作者 | 中矢 伸一 |
販売元 | 徳間書店 |
JANコード | 9784199070501 |
カテゴリ | 人文・思想 » 宗教 » 神道・祭祀 » 神道 |
購入者の感想
明治以降の国家神道とは異なる、神道以前の神道の教えを記した「日月神示」という浩瀚の書に基づき、真の神の教えを説く一冊。著者の本を読むのはこれが初めてであるが、宗教に関わりのある人が書く文章に共通して見られる特徴点と言うべきなのか、論理展開がはっきりしておらず、最後の「実践編」を別とすれば、頭で理解しようとして理解できる内容ではない。著者は、解りやすい文章を心掛けたのであろうが、そのことが、却って記述内容を抽象的で捉えどころのないものにしているように思われ、もう少し理性に訴える文体の方が説得力があるような気がした。
神道で言う神とは、一神教における創造主ではなく、自らのうちにこの世を生んだため、この世のありとあらゆるもののうちに存在する。しかし、肉体を持つ人間には直接には解らないものであるから、その有難さを思い、少しでもそれに近付きたいという謙虚な気持ちを持つことが大事であり、解ったというような驕りを懐けば失敗する。また、神道には、他の宗教のような戒律がないが、これは、正邪の自主的な判断を人々に任せているためである。さらには、我々の本質は霊であり、肉体は、霊がまとった衣に過ぎず、死後は、自らの霊魂と最も波長の合う世界に赴くことになるため、生きているうちに修業を積むことが大事であり、死んだら誰しも神になると言っても、そこには無限の段階がある。したがって、日々、感謝と礼拝に努め、身魂を磨き、この世が天国となるように生きることである。
神道で言う神とは、一神教における創造主ではなく、自らのうちにこの世を生んだため、この世のありとあらゆるもののうちに存在する。しかし、肉体を持つ人間には直接には解らないものであるから、その有難さを思い、少しでもそれに近付きたいという謙虚な気持ちを持つことが大事であり、解ったというような驕りを懐けば失敗する。また、神道には、他の宗教のような戒律がないが、これは、正邪の自主的な判断を人々に任せているためである。さらには、我々の本質は霊であり、肉体は、霊がまとった衣に過ぎず、死後は、自らの霊魂と最も波長の合う世界に赴くことになるため、生きているうちに修業を積むことが大事であり、死んだら誰しも神になると言っても、そこには無限の段階がある。したがって、日々、感謝と礼拝に努め、身魂を磨き、この世が天国となるように生きることである。