不都合な真実 ECO入門編 地球温暖化の危機 の感想
参照データ
タイトル | 不都合な真実 ECO入門編 地球温暖化の危機 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | アル ゴア |
販売元 | 武田ランダムハウスジャパン |
JANコード | 9784270002261 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 地球科学・エコロジー » 環境問題 |
購入者の感想
2007年1月リリース。映画『不都合な真実』の書籍版。映画は2006年5月24日公開。2007年2月、第79回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した。このDVDは本編97分に加え、アル・ゴア自身が語る『映画で明かされなかった新たなる真実』が特典として加えられていてこれが約35分ありより充実している。 はっきり言って書籍では全容を伝えきれない。是非ともDVDを選択して貰いたい。
もしもあそこでこうなっていたら、と思うことの最たるものが僕にとってはジョージ・ブッシュとアル・ゴアの大統領選結果だ。あの僅差でブッシュが勝った結果がもしアル・ゴアだったらどうなっていただろう。おそらくイラク戦争は勃発しておらず、未だサダム・フセインの国はあり、イラクはあそこまでたくさんの死者はアメリカも含め出ておらず、多くの人の人生は変わっていただろう。目立たない行為だったがスティーブ・ジョブズがゴアが負けた瞬間にアップル社の役員に迎え入れた、という行為はジョブズならではの先を読んだクリーン・ヒットの一つだったと思える。そしてゴアはアップルの『Keynote』でプレゼンテーションし、今の事象が指し示すベクトルを見事に指し示した。
そして論議必須を覚悟の上で今年のノーベル平和賞に全会一致で選んだノーベル賞選考委員会。全てのベクトルがこの作品がいかに重要か、を示している。この作品自体『踏み絵』のようなものだ。この作品の内容を軽視することはカンタンだ、無視することだってできるだろう、しかし作品自体の持っている意味に誰もが気がつかねばならないのだ。政治家のただのプレゼンテーションではない、とノーベル賞選考委員会は言っているのだろうな。
毎日7,500トンもの二酸化炭素が排出され、2,500トンが海水に混ざり、酸化する。酸化した海水は水深60メートルまでが温度上昇し、より強い台風のエネルギー源になるとともに、プランクトンのシェルを作りにくくし、生態系の食物連鎖の底辺を揺るがす、グリーンランドは日々溶解し、溶け出した氷はもの凄いスピードで海面の上昇させる。そして北極・南極も溶け出し、今のスピードでいけばオランダは全て水没する。
もしもあそこでこうなっていたら、と思うことの最たるものが僕にとってはジョージ・ブッシュとアル・ゴアの大統領選結果だ。あの僅差でブッシュが勝った結果がもしアル・ゴアだったらどうなっていただろう。おそらくイラク戦争は勃発しておらず、未だサダム・フセインの国はあり、イラクはあそこまでたくさんの死者はアメリカも含め出ておらず、多くの人の人生は変わっていただろう。目立たない行為だったがスティーブ・ジョブズがゴアが負けた瞬間にアップル社の役員に迎え入れた、という行為はジョブズならではの先を読んだクリーン・ヒットの一つだったと思える。そしてゴアはアップルの『Keynote』でプレゼンテーションし、今の事象が指し示すベクトルを見事に指し示した。
そして論議必須を覚悟の上で今年のノーベル平和賞に全会一致で選んだノーベル賞選考委員会。全てのベクトルがこの作品がいかに重要か、を示している。この作品自体『踏み絵』のようなものだ。この作品の内容を軽視することはカンタンだ、無視することだってできるだろう、しかし作品自体の持っている意味に誰もが気がつかねばならないのだ。政治家のただのプレゼンテーションではない、とノーベル賞選考委員会は言っているのだろうな。
毎日7,500トンもの二酸化炭素が排出され、2,500トンが海水に混ざり、酸化する。酸化した海水は水深60メートルまでが温度上昇し、より強い台風のエネルギー源になるとともに、プランクトンのシェルを作りにくくし、生態系の食物連鎖の底辺を揺るがす、グリーンランドは日々溶解し、溶け出した氷はもの凄いスピードで海面の上昇させる。そして北極・南極も溶け出し、今のスピードでいけばオランダは全て水没する。
なぜ「地球温暖化」騒動が起こったか
二酸化炭素の量は、産業革命が起きた時から一貫して増加傾向にあります。つまり、約100年ほど前からの傾向です。
では、地球温暖化論は当時からあったのかと言うと、それは間違いで、1970年代では地球寒冷化によって世界が壊滅的状況に陥ると叫ばれていました。
1940年から1975年にかけて、一時的に世界の気温が低下したのです。歴史を見ると、世界は氷河期と間氷河期を繰り返しており、温度周期を見ると現在は高温期にあたります。そのため、現在の地球は(地球温暖化論とは逆に)小氷河期にはいってもおかしくない状況です。実際に気温が低下したこともあって1970年代では地球寒冷化説が有力でした。
ところが、80年代に極地の氷をボーリングして氷の柱を取り、二酸化炭素の濃度を測ったら、濃度は氷期に低く間氷期に高い結果が得られました。
これがきっかけとなって「二酸化炭素が増加すると地球の温度が上昇する」という説が生まれたのです。
しかし、1992年にノルウェーと日本の共同チームが追試したところ、氷の二酸化炭素濃度は時間が立つと変化し、その変化も一定せず不安定で、信頼性に足るデータではないということが判明しました。
さらに92年に決定的実験結果が科学論文雑誌「ネイチャー」に掲載されました。
グリーンランドから深さ3000mを越す氷柱を取ってデータを測定したところ、前回の間氷期で一番暖かい時期では今よりも4℃も気温が高く、ヨーロッパにはゾウやライオンが生息していました。しかし、そんな時期でもわずか10年で気温が10℃下がり、その後寒期が数百年続いて、また暖かくなっていました。
この短期間で二酸化炭素が激変したとは考えにくいですし、ここ100年の気温上昇が異常と言われていますが、地球規模で見たら決して異常でもなんでもないただの自然現象だと考えたほうが妥当です。
二酸化炭素の量は、産業革命が起きた時から一貫して増加傾向にあります。つまり、約100年ほど前からの傾向です。
では、地球温暖化論は当時からあったのかと言うと、それは間違いで、1970年代では地球寒冷化によって世界が壊滅的状況に陥ると叫ばれていました。
1940年から1975年にかけて、一時的に世界の気温が低下したのです。歴史を見ると、世界は氷河期と間氷河期を繰り返しており、温度周期を見ると現在は高温期にあたります。そのため、現在の地球は(地球温暖化論とは逆に)小氷河期にはいってもおかしくない状況です。実際に気温が低下したこともあって1970年代では地球寒冷化説が有力でした。
ところが、80年代に極地の氷をボーリングして氷の柱を取り、二酸化炭素の濃度を測ったら、濃度は氷期に低く間氷期に高い結果が得られました。
これがきっかけとなって「二酸化炭素が増加すると地球の温度が上昇する」という説が生まれたのです。
しかし、1992年にノルウェーと日本の共同チームが追試したところ、氷の二酸化炭素濃度は時間が立つと変化し、その変化も一定せず不安定で、信頼性に足るデータではないということが判明しました。
さらに92年に決定的実験結果が科学論文雑誌「ネイチャー」に掲載されました。
グリーンランドから深さ3000mを越す氷柱を取ってデータを測定したところ、前回の間氷期で一番暖かい時期では今よりも4℃も気温が高く、ヨーロッパにはゾウやライオンが生息していました。しかし、そんな時期でもわずか10年で気温が10℃下がり、その後寒期が数百年続いて、また暖かくなっていました。
この短期間で二酸化炭素が激変したとは考えにくいですし、ここ100年の気温上昇が異常と言われていますが、地球規模で見たら決して異常でもなんでもないただの自然現象だと考えたほうが妥当です。