収納をカエテミル ~片づけが楽しくなる収納アイデアBOOK~ の感想

ジワジワと響いて来ます。

川上さんの本を読むと、言葉やフレーズが頭に残る。
そこがまた読みたくなって本を開き、何度も読み返します。
私は今回もコラム「ちょっと覚え書き」には、なるほど良い事が書いてあると感心。

入学時に買ってもらった「学習用品」も、
大人になってから揃える「生活用品」も同じ。
「モノを大事に持ちたい」という気持ちを忘れてはいけない。
(なんか子供の時思い出して、うるうると来ました。)

「いずれにせよ捨ててしまえば、モノに対する責任は放棄できる。」
「シンプルな暮らしとは、捨ててつくるのではない、慎重に選んでつくる。」
入れ替わり立ち替わり起こる「捨てるブーム」に対して、
モノを生み出す側のプロダクトデザイナーさんの見解がビシッと書かれていて
カッコいいです。捨てれば解決みたいなのは古臭いし。

本全体の内容も、まずは苦手な人や忙しい人も、
楽しくモノと付き合いながら、収納の習慣を身につけていく。
基本講座を挟んで、後半は本腰をいれるしっかり収納へ、という流れで
大変な片づけもするすると、実行できるよう、うまく書かれています。

もうひとつの「ちょっと覚え書き」にあった、収納は「極」より「快」も
ここちよい内容でした。私も意味もなく「極」を目指さないといけないのか？
って思ってたから気が軽くなりました。