ビッグツリー 私は仕事も家族も決してあきらめない の感想
参照データ
タイトル | ビッグツリー 私は仕事も家族も決してあきらめない |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 佐々木 常夫 |
販売元 | WAVE出版 |
JANコード | 9784872902655 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » 文学・評論 |
購入者の感想
なかなかの家族です。夫は一部上場会社の取締役であるが、妻は自殺未遂を3回行うほどのうつ病、長男は自閉症。そんな家族が歩んできた道を淡々と描写しています。淡々としすぎていて、もう少し感情を入れても良いのでは?と思う一方、あっさりしているお陰で読みやすいのも事実です。
本書は、「家族にうつ病と自閉症を抱えていても取締役になれるんだ」、というメッセージを基本にしています。それを実現するために、家庭と会社の両方に全力投球しているんだとしています。
でも、特にうつ病を加速させてしまったのは、なんだかんだ言って働きすぎのような気が、私にはします。特に東京と大阪の転勤を繰り返してきた事が大きいように思います。転居が度重なれば、妻の交友範囲が限定され、結果としてうつ病を促進する可能性があるからです。
事実、「仕事が落ち着いてきたここ数年、妻のうつ病も安定している」、と言っているのですが、それは夫として妻の近くに居られる様になった事が最大の理由ではないでしょうか。
と厳しい指摘をしておきながら高評価を与えているのは、こういった身内の生々しい話を現役のサラリーマン(と言っても取締役)がオープンにする姿勢を買っているからです。仕事と家庭との両立をどう図っているかというのは永遠の課題のような気もしますが、少なからず参考になる話でした。
本書は、「家族にうつ病と自閉症を抱えていても取締役になれるんだ」、というメッセージを基本にしています。それを実現するために、家庭と会社の両方に全力投球しているんだとしています。
でも、特にうつ病を加速させてしまったのは、なんだかんだ言って働きすぎのような気が、私にはします。特に東京と大阪の転勤を繰り返してきた事が大きいように思います。転居が度重なれば、妻の交友範囲が限定され、結果としてうつ病を促進する可能性があるからです。
事実、「仕事が落ち着いてきたここ数年、妻のうつ病も安定している」、と言っているのですが、それは夫として妻の近くに居られる様になった事が最大の理由ではないでしょうか。
と厳しい指摘をしておきながら高評価を与えているのは、こういった身内の生々しい話を現役のサラリーマン(と言っても取締役)がオープンにする姿勢を買っているからです。仕事と家庭との両立をどう図っているかというのは永遠の課題のような気もしますが、少なからず参考になる話でした。