人類の進化: 拡散と絶滅の歴史を探る (サイエンス・パレット) の感想

原書は2005年に出されたものなので、邦訳が出るまでにいくつか新しい研究結果が出されており、
もちろんこの本ではその点について触れられているのだが、それでも細かいところでいくつか最新の研究と異なる部分があったように思う。申し訳ないが、どこだったかは忘れてしまった。
あと一つだけ、この本の最初の方で「適合度」という言葉が出てきたが、「適応度」の間違いではないだろうか。
しかしこれは、生物をかじった人であれば、まずしないような間違いであり、原著を見ていないので何ともいえない。
それにしても、この本は非常によくまとめられていて、特に、世界地図上でどこでどの人類化石が発掘されたのか、といった一覧を示してくれたのは、非常に分かりやすくありがたかった。
軽い気持ちで買ったものの、夢中になって一気に読み切ってしまった。