Arduinoではじめる手作り電子楽器 (I・O BOOKS) の感想

　ICT教育がやたら叫ばれ、文科省の肝いりでやたらいろいろな実践が行われている。プログラム能力が評価対象にされていこうとしている。そんな中、サウンド・デザイナー、楽器デザイナーである著者が書いたプログラム系電子楽器製作マニュアル。Arduinoというマイコンで楽器を作ってしかもだれもが自由に使えるものをという発想。今の文科省が子どもたちに本当に求めているのはこんな発想だと思う。まだ20代の著者がこれからどんな未来をつくるか楽しみになる。すでに現特別支援学校教員の方との協働で、その学校の生徒たちのために電子楽器をつくる取り組みをしている。早速、電子楽器の製作をしています。