京都に原爆を投下せよ―ウォーナー伝説の真実 の感想
参照データ
タイトル | 京都に原爆を投下せよ―ウォーナー伝説の真実 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 吉田 守男 |
販売元 | 角川書店 |
JANコード | 9784048210492 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » 文学・評論 |
購入者の感想
京都で生まれ育った僕は、太平洋戦争で京都に空襲がないことについて、「文化財が豊富な古都であるため、アメリカさんが遠慮しはったんや。」と聞かされていた。ゆえに、この本のタイトルを見た時は、驚いた。 京都は、原爆投下目標の第1位にランクされた都市であったため、(一部地域を除いて)空襲を免れていたのだ!政治的な駆け引きもあり、原爆は京都に投下されず、広島・長崎に投下された。が、アメリカ軍部の一部は京都を投下目標とすることを諦めず、空襲を実施しなかった。そこで、戦争が終結するのである。もしも、1945年8月15日に終戦しなかったら・・・。
また、この書籍は京都以外も奈良・鎌倉等の都市が空襲を免れた理由やアメリカ合衆国が日本空襲をどのような計画で実施したのか、ウォーナー伝説の虚実、空襲におびえる日本国民の心理等が、史料等に基づいて詳細に説明されており、読みごたえのある内容となっている。
また、この書籍は京都以外も奈良・鎌倉等の都市が空襲を免れた理由やアメリカ合衆国が日本空襲をどのような計画で実施したのか、ウォーナー伝説の虚実、空襲におびえる日本国民の心理等が、史料等に基づいて詳細に説明されており、読みごたえのある内容となっている。