はじまりのコップ――左藤吹きガラス工房奮闘記 の感想
参照データ
タイトル | はじまりのコップ――左藤吹きガラス工房奮闘記 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 木村 衣有子 |
販売元 | 亜紀書房 |
JANコード | 9784750514536 |
カテゴリ | ジャンル別 » 暮らし・健康・子育て » 家事・生活の知識 » シンプルライフ |
購入者の感想
とあるお店の展示会で左藤玲朗さんの器を知りました。
しっとりとした時間を封じ込めたような手触り、
セピアなどの懐かしい色合いにとても心惹かれるものを感じました。
そして最近、『コーヒーゼリーの時間』などの著者である木村衣有子さんの書かれたこの本に出会いました。
私と同じように左藤さんの器に惹かれた木村さんは、
千葉にある左藤さんの工房を訪ね、左藤さんのこれまでの人生や
吹きガラスを生業とするようになった経緯、ガラス製品づくりの苦労、
作品へのこだわりやご家族について何度もインタビューを重ねています。
美しいガラス器や工房での製作の様子、愛犬たちの写真も収められています。
何気なく店で手にする器でも、それを生み出す方々には作品に対する並々ならぬこだわりがあり、
作家として独り立ちし、自分や家族の生活を支えるには試行錯誤や大きな苦労があることを改めて知らされました。
「教養人」と木村さんが呼ぶ左藤さんの「ものづくり」の哲学に触れることができたのも収穫でした。
強いて言えば左藤さんの器に合う料理を盛った様子など、
生活のなかで使われているガラス器の写真をもっと入れて欲しかったと思います。
ですが、この作家の人となりを地に足のついた丹念な取材で
紹介してくださった木村さんの御尽力に感謝し、☆5とさせていただきます。
しっとりとした時間を封じ込めたような手触り、
セピアなどの懐かしい色合いにとても心惹かれるものを感じました。
そして最近、『コーヒーゼリーの時間』などの著者である木村衣有子さんの書かれたこの本に出会いました。
私と同じように左藤さんの器に惹かれた木村さんは、
千葉にある左藤さんの工房を訪ね、左藤さんのこれまでの人生や
吹きガラスを生業とするようになった経緯、ガラス製品づくりの苦労、
作品へのこだわりやご家族について何度もインタビューを重ねています。
美しいガラス器や工房での製作の様子、愛犬たちの写真も収められています。
何気なく店で手にする器でも、それを生み出す方々には作品に対する並々ならぬこだわりがあり、
作家として独り立ちし、自分や家族の生活を支えるには試行錯誤や大きな苦労があることを改めて知らされました。
「教養人」と木村さんが呼ぶ左藤さんの「ものづくり」の哲学に触れることができたのも収穫でした。
強いて言えば左藤さんの器に合う料理を盛った様子など、
生活のなかで使われているガラス器の写真をもっと入れて欲しかったと思います。
ですが、この作家の人となりを地に足のついた丹念な取材で
紹介してくださった木村さんの御尽力に感謝し、☆5とさせていただきます。