ファンタジー世界の地図を描く の感想
参照データ
タイトル | ファンタジー世界の地図を描く |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Jared Blando |
販売元 | ボーンデジタル |
JANコード | 9784862462992 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » アート・建築・デザイン » 絵画 |
購入者の感想
ファンタジー企画用に地図を描く際の参考図書として購入しました。
本書は地図製作のノウハウを(少なくとも普段イラストを描いている人にとっては)わかりやすく、段階的に示していきます。
地形、都市、ランドマーク、境界線、タイポグラフィ(地図上の文字)など、地図に必要な要素それぞれにページを割いて
具体的な描き方を豊富なイラストを使って解説しているため、とても丁寧な印象を受けます。
また最後にはそれらのノウハウをどの順番で描きこんでいくか、製作工程の手順もまとめられています。
個人的にはアイコン作成などで、親切にも一つ一つ下書きとディテールの描きこみ例を図示してくれるあたりに著者の人柄を見ました。
星を一つ減らしたのは、本書が西洋文化を基にしているため、特に東洋風の地図を描きたい場合には不十分かもしれないこと、
作成した地図の例があと数点は欲しかったこと、翻訳書籍であるためか130ページ弱で四千円とやや高いこと、
(ただしフルカラー印刷という点を考えれば、値段が跳ね上がっているのは翻訳作業だけとは言い難い)
ハードカバーではないため保存時に注意が必要なこと、などによるものです。
ただし、これらは贅沢な注文というもので、これだけの内容があれば不満はほとんど出てこないでしょう。
ファンタジーに出てくる古めかしい地図を描きたい、という需要に対する書籍としては寡聞にして他に例を見ないため、
本書の価値は相対的にも非常に高いと思われます。
なお現実の地図を描く役にはおそらく立ちません。
これはあくまでゲームや童話や神話世界にふさわしい地図を作るためのものであり、
お遊び要素を混ぜ込む余地のない現代社会を描きたい人は別のもっと現実的な書籍をあてにしましょう。
現代の東京を魔界化し、都庁あたりに地獄へのポータルを設置したいというのならば話は別でしょうが。
本書は地図製作のノウハウを(少なくとも普段イラストを描いている人にとっては)わかりやすく、段階的に示していきます。
地形、都市、ランドマーク、境界線、タイポグラフィ(地図上の文字)など、地図に必要な要素それぞれにページを割いて
具体的な描き方を豊富なイラストを使って解説しているため、とても丁寧な印象を受けます。
また最後にはそれらのノウハウをどの順番で描きこんでいくか、製作工程の手順もまとめられています。
個人的にはアイコン作成などで、親切にも一つ一つ下書きとディテールの描きこみ例を図示してくれるあたりに著者の人柄を見ました。
星を一つ減らしたのは、本書が西洋文化を基にしているため、特に東洋風の地図を描きたい場合には不十分かもしれないこと、
作成した地図の例があと数点は欲しかったこと、翻訳書籍であるためか130ページ弱で四千円とやや高いこと、
(ただしフルカラー印刷という点を考えれば、値段が跳ね上がっているのは翻訳作業だけとは言い難い)
ハードカバーではないため保存時に注意が必要なこと、などによるものです。
ただし、これらは贅沢な注文というもので、これだけの内容があれば不満はほとんど出てこないでしょう。
ファンタジーに出てくる古めかしい地図を描きたい、という需要に対する書籍としては寡聞にして他に例を見ないため、
本書の価値は相対的にも非常に高いと思われます。
なお現実の地図を描く役にはおそらく立ちません。
これはあくまでゲームや童話や神話世界にふさわしい地図を作るためのものであり、
お遊び要素を混ぜ込む余地のない現代社会を描きたい人は別のもっと現実的な書籍をあてにしましょう。
現代の東京を魔界化し、都庁あたりに地獄へのポータルを設置したいというのならば話は別でしょうが。