アトキンス 物理化学〈上〉 の感想
参照データ
タイトル | アトキンス 物理化学〈上〉 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | アトキンス |
販売元 | 東京化学同人 |
JANコード | 9784807906956 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 物理学 » 物理・理論化学 |
購入者の感想
幅広い範囲の内容を網羅しており、「物理化学」の教科書としては充実していると思います。
熱力学・統計力学の解説はシンプルですが、それゆえに分かりにくい所もあります。たとえば「エントロピー」や「アンサンブル」とは何なのかがハッキリと答えられるような解説はされていません。
現在では物理系の学生のために書かれた、解説がていねいで素晴らしい熱力学・統計力学の和書が多くあります。アトキンスの解説で不満だったり、より熱力学・統計力学を理解したい方は、
清水明の「熱力学の基礎」「統計力学の基礎(PDFファイルが公開されています)」、田崎晴明の「熱力学」「統計力学」、佐々真一の「熱力学」などをオススメします。
化学系として知らなければならない知識は押さえられているので、この本を軸に勉強してみると良いでしょう。
熱力学・統計力学の解説はシンプルですが、それゆえに分かりにくい所もあります。たとえば「エントロピー」や「アンサンブル」とは何なのかがハッキリと答えられるような解説はされていません。
現在では物理系の学生のために書かれた、解説がていねいで素晴らしい熱力学・統計力学の和書が多くあります。アトキンスの解説で不満だったり、より熱力学・統計力学を理解したい方は、
清水明の「熱力学の基礎」「統計力学の基礎(PDFファイルが公開されています)」、田崎晴明の「熱力学」「統計力学」、佐々真一の「熱力学」などをオススメします。
化学系として知らなければならない知識は押さえられているので、この本を軸に勉強してみると良いでしょう。
本書はオックスフォード大学リンカーン・カレッジの化学の教授、アトキンス先生の著書です。
入門書としてはレベルが高めでハードルの高い著書ですが、化学を専攻とする者ならば上下巻で網羅的に化学の基礎を学習できる良書。
実際に私は章末の演習問題のaのみを解きながら理解していくだけで、化学系の大学院入試の物理化学にも容易に耐えられるレベルの知識が身についた。
特に上巻の溶液化学論のところが秀逸でわかりやすくまとまっている。
ただ量子論の解説が雑なのと、巻末の回答がときどき間違っているのが玉に瑕。
量子論の解説は「マッカーリ・サイモン物理化学」で学ぶほうが理解が捗るため、星は4つとした。
溶液論に目を通すだけでも、一見の価値あり。
化学の道を志す同志に進められる1冊です。
入門書としてはレベルが高めでハードルの高い著書ですが、化学を専攻とする者ならば上下巻で網羅的に化学の基礎を学習できる良書。
実際に私は章末の演習問題のaのみを解きながら理解していくだけで、化学系の大学院入試の物理化学にも容易に耐えられるレベルの知識が身についた。
特に上巻の溶液化学論のところが秀逸でわかりやすくまとまっている。
ただ量子論の解説が雑なのと、巻末の回答がときどき間違っているのが玉に瑕。
量子論の解説は「マッカーリ・サイモン物理化学」で学ぶほうが理解が捗るため、星は4つとした。
溶液論に目を通すだけでも、一見の価値あり。
化学の道を志す同志に進められる1冊です。
この本は大学で学ぶ内容を大体は網羅されていますが、式の導き方などはあまり書かれていません。
カラーで見やすい点はいいのですが、読みづらいかなと私は思いました。深く勉強したいのなら他の本と併用したほうがより理解できるのではないのかと思います。
カラーで見やすい点はいいのですが、読みづらいかなと私は思いました。深く勉強したいのなら他の本と併用したほうがより理解できるのではないのかと思います。