CD付 英語で歌おう!スタンダード・ジャズ の感想

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発音の解説がとても分かり易く、そのまま口まねてやってみるだけで習得できます。
ロールプレイがスゴイ。発音力がアップ、歌唱力もアップする素晴らしい本です。

ジャパニーズ英語でも通じればよい・・と思っていました。
が、この本に出会って、ネイティブのような英語で発音・発声するコツを学び、しかもジャズボーカルにまで挑戦する機会を得ました。

母音と子音の発音記号の図表（ｐ８〜９）は唇の開き方、舌の位置、発音する場所が論理的に解き明かされています。１曲ごとにフォーカスする母音と子音が取り上げられ、１２曲まで進むと全ての母音と子音を知らず知らずのうちに全て学んだことになります。
ＣＤでは先生が１つ１つの音を、口の開け方、舌の位置、息の出し方を説明しながら２回ずつお手本を示して下さいます。耳から聴いて、そのとおり発音してみるだけで簡単に発声できます。日本語では円唇の形がないこと、うっかり連続する子音の間に母音を入れてしまうこと等に意識を払うことで発音のスキルがかなりアップします。

ジャズの曲の内容は、タイトルと素敵な挿絵と対訳ですぐにイメージできます。
１１曲目のクリスマスソングでは聖歌隊の中にサンタを発見したりするユーモアのある絵も楽しいです。楽譜が読めない、歌が苦手でも、ＣＤの頭出し機能を使って、iPodに曲・曲・カラオケ・曲・カラオケ等と入れて同じ曲を何度も歌ってみると、マスターした発音のおかげで長い歌詞の難しいフレーズもネイティブのような発声で一気にクリアしてしまいます。

この成功体験は貴重です。歌唱のスキルアップに繋がります。
最終１２曲目のAll the things you areがエラ・フィッツジェラルドのように情感たっぷりに歌えればなどと大それた夢まで持ちそうです。

ぜひお薦めしたい一冊です。