The Basket Moon の感想
参照データ
タイトル | The Basket Moon |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Mary Lyn Ray |
販売元 | Little, Brown Books for Young Readers |
JANコード | 9780316735216 |
カテゴリ | » 洋書 » By Publisher » Hachette |
購入者の感想
2000年3月に亡くなられた大好きな絵本作家バーバラ・クーニーさんの最後の作品です。
物悲しさを感じるのは死のかげが忍び寄ってきていたからでしょうか?
100年以上前のお話です。
アメリカニューヨーク州の山あいの地方にかごを作って生計を立てる人たちがいました。
美しく丈夫なかごをつくるための情熱と技術は長い間伝承され続けてきましたが、
いつのころから時代の産物となり、
つくり続けていた方もとうとう亡くなられてしまったそうです。
彼らの実直な生活と職人の心が絵本のなかでよみがえりました。
「風からまなんだことばを、音にしてうたいあげる人がいる。
詩をつくる人もいる。
風は、俺たちには、かごをつくることをおしえてくれたんだ」
という一文がありますが、
「風はクーニーさんに絵を描くことをおしえてくれた」と思わずにいられませんでした。
本質から遠のいた煩雑な日々を忘れさせ、
なくなっていった大切なものをいとおしむ気持ちを思い起こさせてくれます。
物悲しさを感じるのは死のかげが忍び寄ってきていたからでしょうか?
100年以上前のお話です。
アメリカニューヨーク州の山あいの地方にかごを作って生計を立てる人たちがいました。
美しく丈夫なかごをつくるための情熱と技術は長い間伝承され続けてきましたが、
いつのころから時代の産物となり、
つくり続けていた方もとうとう亡くなられてしまったそうです。
彼らの実直な生活と職人の心が絵本のなかでよみがえりました。
「風からまなんだことばを、音にしてうたいあげる人がいる。
詩をつくる人もいる。
風は、俺たちには、かごをつくることをおしえてくれたんだ」
という一文がありますが、
「風はクーニーさんに絵を描くことをおしえてくれた」と思わずにいられませんでした。
本質から遠のいた煩雑な日々を忘れさせ、
なくなっていった大切なものをいとおしむ気持ちを思い起こさせてくれます。