ウィーン少年合唱団100 の感想

美しい歌声で日本の唱歌を歌ってくれる。車で聞いては、その純粋な歌声に涙することもあります。私達日本人が忘れていたものを、呼び戻してくれるような気持ちです。ウィーン少年合唱団の皆さんに感謝をしたい気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

　録音年や指揮者にこだわらなければ、楽しめます。ライナーノーツには当時のものから引用されて曲紹介等が掲載されており親切です。ざっと見たら、録音年は1988年から2000年まで。マックスくんのみがソリストとして個人名を記載されていますが、1992年1994年と記載されているもののソロの多くは来日団員くんたちだと思うので名前が掲載されないのは残念に思います。こうして振返ってみると、1992年と1994年も又、ソリストの宝庫だったのですね。DISC 3 のビートルズの曲「ミッシェル」のソロがシュテファンくん、「イエスタディ」がトーマスくんとアレキサンダーくん、という具合に。
　ワルツやポルカは、私は個人的には、Hans Gillesberger 教授の盤が好きなんですが、さすがにそこまでは遡らないようです。ウィーン少年合唱団はレコード時代からベスト盤を折々に出していますが、そのベスト盤も収録年代が少しづつ新しいものになっているのだなあと思いました。
　1990年代の録音にはまだウィーン少年合唱団独特の「天使の歌声」的な歌い回しが色濃く残っていることも確認できます。
　選曲も多岐に渡り、合唱団の奥深さも感じると思います。
　思いっきり蛇足ですけれど、アルバムカバーの色彩と3人の団員君のポーズというか画面構成がとても好きです。