中山みき 秘められた大預言 の感想

本書を読ませて頂きましたが、内容にかなり不快な点がありましたので、失礼ながらご指摘いたします。
私も天理教の信仰者なので、個人の信仰上の悟りについては、「成る程そういう考え方もあるのだな」と容認いたします。また教祖の教えの面では、本部の見解と大きく異なる面はなかったようにも見受けられます。
が、しかし、歴史認識については大いに反論するところがあるので以下に記します。

はっきり訂正を求めるところは、「靖国神社にＡ級戦犯が合祀されてから天皇陛下がご参拝されなくなった」という記述です。これは絶対の誤りで、サンフランシスコ講和条約の後に、すぐ天皇陛下から逆に、Ａ級戦犯の合祀を深く希われたというのが正しい歴史です。要するに、Ａ級戦犯も戦争犠牲者として天皇陛下も涙していたのです。失礼かも知れませんが、貴殿の歴史観を『たこ壺』史観といいます。（非常に狭いの意）
世界地図を見てください。いや地球儀を回して見てください。親神様、教祖は全人類の親です。日本人だけの親ではありません。おさしづも決して良いにつけ、悪いにつけ、狭い日本だけを指しているのではありません。

１５世紀後半から、白人たちは有色人種を奴隷化し、植民地支配を始めました。奴隷というより家畜扱いでした。
天理教祖は「世界をろっくのぢに踏みならす」「平らのぢにする」と仰いましたが、以心伝心、その頃まず、アメリカではリンカーンが奴隷解放をしました。・・・・・が、反対者によって暗殺されました。
それから歴史が大きく動いて行きます。
よく勉強してください！！！明治以降日本は富国強兵に力を入れて来ましたが、間違っても他国を侵略するためではなく、自存自衛のためです。第一次大戦後まで白人の帝国主義に植民地にされなかった国は、全地球上で日本とタイのみだったのです。（おぢばがあるためでしょうか？）日清、日露、第一次大戦、やむなく戦わざるを得なかったというのが正しいのです。そして国際連盟の常任理事国になった日本は、連盟に「人種差別撤廃」を訴えました。
この意見に全世界は驚きました。白人たちは「奴隷解放しなければならないのか」と日本を敵視し、一方有色人たちは、「救世主が現れた」と、日本に期待を寄せました。