BRAVELY SECOND Design Works THE ART OF BRAVELY 2013-2015 (SE-MOOK) の感想

え、前回の膨大な設定画を吐き出してちょっとしか経ってないのにもう二冊目？ひょっとして前回分と合算されて一冊になったんじゃあ･･･と考えていましたが、浅はかでした。一枚の被りもなく、丸ごとSECONDで一杯です。
前半つるっとした紙に一枚どーんとイメージ絵や雑誌表紙の版権絵を、後半は鉛筆の柔らかい線を生かすためざらっと手触りのある紙に衣装やモブの設定画を。1ｐを四分割ないし二分割する見せ方は前作の本同様なので、設定画集に求める「キャラは大きく見たい！でも設定画は沢山見たい！」という期待は裏切られないと思います。
（前作の印刷黒つぶれはちょっとは改善されてる様子？個人的に見づらいと感じる所はなかったです。濃く出る紙質ですし、黒つぶれさせないようにすると明るい部分の色味が変わってしまうのかもしれませんね。）

今回はキャラごとの一枚絵が存在しないのか前半はほぼゲームのイメージ絵や集合絵、参加アーティストの一枚イラストで構成。
あとは恒例の吉田さん鉛筆画が1ｐに二分割でしっかり大きく掲載。
衣装・小物・決定稿に至るまでのラフのバリエーションは膨大。オンラインゲーなどでキャラメイクに時間をかけるのが好きな人はこれを眺めてるだけでお腹一杯。何気に前作でなかったのが、参加アーティストがデザインしたものをBDキャラに落とし込んだ絵。この形をまとめたりはしょったりしてこうなるのかーと、デザインの変遷が追えるのは楽しかったです。
モンスターや武器は前回からの流用が含まれるためか「新武器一覧」といった載せ方で、前回より少なめでした。
掲載作品は「ブレイブリーセカンド」「ブレイブリーアーカイブ」、コミック・アンソロ・ドラマCD関連絵、電撃PS掲載の漫画、年賀状などなど。

ただ、前作はページをめくるたびに「こんな絵もあったの、こんな絵見たことなかった」の連続でしたが、今回はサイトであったり雑誌であったり何かしらで目にした事があったものの集合な気がしたのと、逆にryoのCDジャケに使われているのがなかったり（この辺は版権の都合によるかもしれないですが）で、「全てを網羅」というのではないのかもな~という歯がゆい身悶えの気持ちでー★1でした。