地獄の季節 (岩波文庫) の感想

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参照データ

タイトル地獄の季節 (岩波文庫)
発売日販売日未定
製作者ランボオ
販売元岩波書店
JANコード9784003255216
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 詩歌 » 外国詩

購入者の感想

10代の天才詩人 アルチュール・ランボー
1870年16歳でこの詩集にも入っている超一流の詩を書き
19歳であっさりと詩を捨てて、職を求めて
ヨーロッパ中、最後はアフリカの砂漠まで、放浪を続けました。
その間、家庭教師・サーカス団の通訳・港湾の荷揚げ人足・傭兵などを経て、
最後は砂漠とヨーロッパを結ぶ『砂漠の商人』として過ごしました。
1891年に腫瘍のため、手術で右脚を切断しましたが回復せず、
その年、37歳で亡くなりました。

訳者の小林秀雄は、まだ、学生だった頃に
このランボーの詩とたまたま、本屋で出逢って、それを、

『事件』

と自分で呼ぶほど強い衝撃を受け、
自身でこの翻訳を行いました。
小林秀雄は夭逝した親友の詩人、富永太郎にこのランボーを紹介してます。

私がこの詩集と出逢ったのが18歳位だったと思いますが、
初めは
「十代で詩を捨てて旅に出た天才詩人」
というランボーのカッコ良さに憧れて読みましたが、
その後、ランボーではなくて、訳者の小林秀雄の言葉の世界にハマリました。

この詩集は『ランボー詩集』というより
『ランボー小林秀雄詩集』というような詩集です。

この小林訳の後に他の訳を読んでも「違和感」を感じるほど
ランボーと小林が一体化してしまった訳詩です。

読めば間違いなくその言葉に「ヤラれ」ます。

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