永遠の仔〈1〉再会 (幻冬舎文庫) の感想
参照データ
タイトル | 永遠の仔〈1〉再会 (幻冬舎文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 天童 荒太 |
販売元 | 幻冬舎 |
JANコード | 9784344405714 |
カテゴリ | 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » た行の著者 |
購入者の感想
どうして、こんなにも寂しい気持ちがわかるのだろうと
天童さんの作品はほとんどを読破しました。
重い気持ちにならないというのは嘘ですが
どうしても読まずにはいられない
ドキドキ感と感動を静かに味わえる。
天童さんの作品はほとんどを読破しました。
重い気持ちにならないというのは嘘ですが
どうしても読まずにはいられない
ドキドキ感と感動を静かに味わえる。
今年の直木賞を受賞した、天童荒太の作品。
前から気になっていた作家でした。
行きつけの古本屋で上下¥200で発見。即買い。
しかし、¥200で購入したことを申し訳なく思わされるような、素晴らしい作品でした。
この「永遠の仔」。
単行本は二段組みで、上下2巻。
結構な厚さですが、2日間くらいで読み終えました。
読んでないときは、
何をしてても話の続きが気になり、手に付かない。
読んでいるときは、
病院で順番待ちをしているときも、自分の名前を呼ばれても気付かない。
周りの音が一切、入らなくなるような不思議な感覚。
それほど、この本の中に入ってしまうのです。
そして息を詰めるように読みすすみ、優希、モウル、ジラフの生き方を見つめる。。。
この作品は、ミステリーなのでしょうか?
私にはもっと違うように思えます。
長い長い物語を読み終えたのは渋谷の喫茶店。
こみ上げてくるものもありましたが、一番は
切ない。
切ないよ。
生きるって、こんなに切なかったっけ?
本当に読みごたえのある作品でした。
おすすめです。
前から気になっていた作家でした。
行きつけの古本屋で上下¥200で発見。即買い。
しかし、¥200で購入したことを申し訳なく思わされるような、素晴らしい作品でした。
この「永遠の仔」。
単行本は二段組みで、上下2巻。
結構な厚さですが、2日間くらいで読み終えました。
読んでないときは、
何をしてても話の続きが気になり、手に付かない。
読んでいるときは、
病院で順番待ちをしているときも、自分の名前を呼ばれても気付かない。
周りの音が一切、入らなくなるような不思議な感覚。
それほど、この本の中に入ってしまうのです。
そして息を詰めるように読みすすみ、優希、モウル、ジラフの生き方を見つめる。。。
この作品は、ミステリーなのでしょうか?
私にはもっと違うように思えます。
長い長い物語を読み終えたのは渋谷の喫茶店。
こみ上げてくるものもありましたが、一番は
切ない。
切ないよ。
生きるって、こんなに切なかったっけ?
本当に読みごたえのある作品でした。
おすすめです。
読みごたえのある作品でした。
単行本で二段組、上下2巻。
しかし、その厚さを感じさせないような作品でした。
ただ気になったのは、
彼らの疎外感や被害意識を際立たせるために
意図的に描いているのだとは思うのですが
(あるいは彼らの目を通して描いているためか)、
医療関係者や学校関係者の3人への対応、言葉などが
あまりにも無神経で、あまりにも何の知識もないように
描かれていることです。
90年代という時代のせいなのかとも思いましたが、
この点に違和感を感じました。
単行本で二段組、上下2巻。
しかし、その厚さを感じさせないような作品でした。
ただ気になったのは、
彼らの疎外感や被害意識を際立たせるために
意図的に描いているのだとは思うのですが
(あるいは彼らの目を通して描いているためか)、
医療関係者や学校関係者の3人への対応、言葉などが
あまりにも無神経で、あまりにも何の知識もないように
描かれていることです。
90年代という時代のせいなのかとも思いましたが、
この点に違和感を感じました。