図説 日本刀入門 の感想

図説 日本刀大全1･2の再編集版です。
元の本よりサイズが小さいですが、その中で見開きいっぱいに刀の写真を載せていてデータと共にとても見やすく迫力があります。
元の本を持っている人には目新しいものではないですが、内容が凝縮されていて、かつ手頃な値段とサイズで扱いやすく、とても便利です。
私は元の1･2を持っていますが、こちらの方が開きやすいサイズなので嬉しいです。

写真が素晴らしいのは勿論、内容も刀の製法、各部分の呼称や分解方法などから、鑑賞方法や逸話まで、読み物としてもボリュームがあります。
綴じ込みポスターが、細川忠興の歌仙兼定と土方歳三の和泉守兼定というのも粋ですね。

以下に名将と名刀の章に写真が載っているものを簡単に書き出します。
坂上田村麻呂 所用 黒漆大刀
源頼光 所用 童子切
源頼政 所用 獅子王
北条時頼 所用 鬼丸
楠木正成 所用 小竜景光
上杉謙信･景勝 所用 山鳥毛
織田信長 所用 義元左文字(宗三左文字)
細川幽斎 所用 古今伝授行平
前田利家 所用 雲龍蒔絵朱鞘大小
豊臣秀吉 所用 一期一振
黒田如水 所用 へし切長谷部
石田三成 所用 日向正宗
池田輝政 所用 大包平
徳川家康 所用 ソハヤノツルキ ウツスナリ
徳川秀忠 所用 三日月宗近
あとニッカリ青江が奥付に写真を載せられていて｢刀をめぐる物語｣の章でも触れられています。