CORSAIR Carbide Series Air 540 PCケース の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

今回の自作PCはCPUとGPUを水冷に、電飾もこだわるというのを目標にパーツをチョイスしました。

【選択理由】
CORSAIRの水冷ラジエイターの大型のものも簡単に乗せれます。
横がアクリルウィンドウなので電飾をかっこよく見える。

【その他長所】
デザインは横幅があるがかっこいい。
HDDやDVDドライブの取り外しがし易くなってる。ネジ不要。HDDはホットスワップに対応
完全にドライブと電源の部屋が別々になっていてエアフローに配慮されている。
前面のフィルターが磁石で簡単取り外しできる。またそのパネルも容易に外れず。
SSD、2.5ｲﾝﾁHDDのスロットが４つ簡単に固定できるようになっている（フレームはプラスティックなので少々不安）

【短所】
フロントに3.5インチベイがメモリーカードリーダーを増設できない（5インチベイは２つありますけど使用してしまう為）
LEDが電源、HDDとも白である　やはり、別の色して欲しい。
前面のフィルターの目が細かい為、前面のLEDファンがあんまり透けず、見えない。
3.5ｲﾝﾁHDDの固定フレームがプラスティックで強度が不安、慎重に扱った方がいいかも

【不良（今回私の製品のみに起こった不幸）】

１．３．５ｲﾝﾁHDDの固定フレームにHDDのネジ穴に刺さって固定するピンが４本のうち１本無かった為、ちゃんと固定できなかったけど、スロットに差し込めれば固定できそうだからそのまま使用しました。　

２．HDDのLEDがハンダ不良で点灯せず。マザーボードかケース側LEDが悪いのか調べた結果ケースのLEDに直付けされている抵抗のハンダがケースに固定する時に接触が悪くなったらしい。　この時点で返品してやろうかと思いましたが、箱も捨ててしまったし、せっかく組み込んだパーツを全部外すのめんどくさいので、自分で修復する事に。ただ光るようにするより、両方白色というイマイチLEDだからせっかくだから、電源LEDを自動で七色に変化するLEDに、HDDのランプは青色のLEDに変える事しました。

横幅が許せるならありだと思います。ついでに、パッケージの静電気発生装置(黒い不織布みたいなのに入っています)に対する寛容さが必要です。

このケースは、マザーボード側と、ストレージ側のデュアルチャンバーです。マザーボード側はあくまでエアフローとメンテナンス性を追求したつくりです。一方、ストレージ側は、5インベイはメンテナンスしづらく、2.5インチベイも周辺の空間が無駄に見えますし、SSD専用なのかエアフローなしです。なんにせよ特殊な構造のケースですね。その後、Fractal Designからデュアルチャンバーのケースが出て、Corsairからも兄弟モデル Air240が出ましたが・・・
フルタワー以外でこれだけいじれるケースは少ないと思いますので、この系統のケース、このまま終わって欲しくないですね。

他の方がいろいろ書かれているので、冷却についてのみ、書きます。

今回、Intel-i7-4790K(マザーボード ASRock Z87Extreme)をOCするため、Swiftech H320 の360mm簡易水冷をフロントにつけてみました。さすがに天井に240mmラジエターは着かなくなりましたが、、、このサイズで360が装着できるのは希少なケースなのではと思います。

フロントのラジエター搭載について。
上下方向のサイズは、240/280mmいずれも問題ありません。マザーボードがATXなら、ケーブルメンテナンスホールもそのまま使えます。360mmについては、Swiftech(上下389mm長)は何とか入りましたが、フィッティング側を上にした状態で、天井がぎりぎりでした(Corsairにはサイズのわかる図面を公開して欲しいところです)。
フロントの厚み(前後方向)については、ビデオカード(GPU)にリファレンスのGTX780を搭載した状態で、ビデオカード基盤端から、ケースフロント裏側まで、約85mmでした。薄いラジエターと、控えめなビデオカードなら、デュアルファンのサンドイッチも可能でしょう。Swiftechは約30mm厚なので、25mmファンをフロント側につけた状態(約55mm)では、まだ30mmほどGPU側に余裕があります。

冷やす！とにかく冷やす！２４時間ＣＰＵ全開！
ストレージ？そんなもんは外付け！もしくは、bitcasaで十分だ！と言う類の方にお勧め。
当ケースを２台所有していますが、いたって快適です。
何といっても寿命を迎えた部品を交換するのが凄く楽で、ここまでメンテナンス効率を重視したケースは少数なので貴重だと思います。
埃などはケース内に巻き込むので定期的な掃除は必要です。とは言っても、世にあるゲーミングＰＣケースは大抵似たような感じなので気にする程ではないとは思いますが。
あえて欠点を上げるとすれば、ケース底面にフィルタが付属していないことぐらいでしょうか。なぜここにフィルタを付けなかったのかは謎です。
ＨＤＤのマウンターは壊れやすいので取扱いは慎重に行う必要があります。私は１個壊してしまい瞬間接着剤で補修しました。