安保法制の落とし穴 の感想

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タイトル安保法制の落とし穴
発売日販売日未定
製作者浅田 次郎
販売元ビジネス社
JANコード9784828418353
カテゴリ文学・評論 » 文学賞受賞作家 » 直木賞 » 101-125回

購入者の感想

安保法制は、成立しても瑕疵が有り無効だから、騒ぐことはないという議論は、右派イデオローグの新手の詭弁です。本書は、真の安保法制批判を行います。

本書で私が最も感銘を受けたのは、私が地上で最も崇敬する日本最高の経済学者植草一秀さんの論考です。

特定秘密保護法が、安保法制による軍事行動の機密化に最も効果を発揮するのは間違いありません。

さらに、安保法制も、特定秘密保護法も、TPPも全てセットであるというご指摘も正鵠を射ています。しかも驚愕すべきは、2006年7月の米軍2万6千人及び武器弾薬をイラクへ輸送した秘密軍事行動を自衛隊が実施していた様に、秘密保護法がなくても、秘密軍事行動がされる現状があります。

植草さんは、前者安保法制及びそれが事後解釈で法制化する所の新ガイドラインをハードバランシングと定義し、後者TPPをその経済的、文化的補完物のソフトバランシング政策と分析されているのは殊に簡明です。

私は、安保法制を公明党支持者達が諭す様に、瑕疵があり集団的自衛権もろとも行使はできないから批判はせずとも宜しいという詭弁に警鐘を鳴らすことにも意義を見いだしています。なぜなら、反知性主義の安倍とそれの支持母体である日本会議3万5千人(国会議員の4割)は、反知性主義であり、合法性の擬制さえ成立できれば、論理的に行使できないものも合法的に行使するという芸当をやってのけるからです。ここでは、法律概念所か、知性自体が死滅しています。

私は、最も以下の部分が現状で差し迫った危機だと思います。それは、現在も検討されている徴兵制です。

植草さん:戦前に富裕層と貧困層の区別なく徴兵され、格差を忘れさせる一要因にされたことや、国民の間で政党政治への失望が広がっていたことが思い起こされます。

(本書、155ページ)

徴兵制は、違憲という安倍のウソノミクスを信じる事ができないのは、国賊安倍のTPP反対の選挙詐欺と同様です。徴兵制はナチの手口で成立します。

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