今さら人に聞けないOpenOffice3の常識 writer編―初心者がつまづくワープロの盲点を現役インストラクターが伝授! (I/O BOOKS) の感想

OpenOfficeは、ネタ本がなくても何となく触れてしまう代物ですが、一部機能が在りそうな所に並んでおらず、Webやヘルプを探し回る時間的コストが馬鹿になりません。
本書は、この様な無駄をバッサリ省いてくれます。
ジャンルとしては、Tips本ですが、「表」とか「書式」とかカテゴリー別に、ちゃんと基本技から紹介されており、普通にやりたい事は大体一通りマスターできます。
ページ構成は、原則１ページに１Tipsで見通しは良く、目次から必要なTipsだけ拾っても良し、頭から順に読み進めても良し。
１色刷りですが、図表も豊富で、関連情報がそれとなく追記されており、派生的に小ネタも修得可能。
ネタ一例。
　・矩形選択。
　・ぶら下げインデント。
　・表のセルに斜線を入れる。
　・表を好みの位置に配置する。

ただ、一部にフォローが足りてないTipsもありました。(例えば、次のとか)
　・表のセルに斜線を入れる。
　　こいつは、アンカーをちゃんとセル内に打たないと、表を動かした際に、斜線が置いてけぼりになります。
　・オートコレクト機能。
　　次の設定全部にチェックを入れとかないと機能しない気がする。
　　　(1)書式→オートフォーマット→入力時に
　　　(2)ツール→オートコレクト→ワードコンプリーション→オートインプットを有効にする
　　　(3)ツール→オートコレクト→オプション→置換リストを使う
また、「各種設定項目の詳細」といった網羅的な事まではサポートされてません。(あくまで要領本)

ちなみに、↓連載も結構良いです。本書との併用をお薦めします。
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