日本宗教史 (岩波新書) の感想
参照データ
タイトル | 日本宗教史 (岩波新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 末木 文美士 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784004310037 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 宗教 » 宗教入門 |
購入者の感想
政治との関係を中心にに見ると宗教がこんなにもすっきりと語れるのか、と感心させられた。
天皇の権威保持のために古事記が書かれた奈良時代、仏教の簡素化と庶民化が図られた鎌倉時代など時代ごとに特徴をつかんでいて分かりやすい。また室町末期の一向宗の浸透、キリスト教が根付いた理由、明治維新の原動力となった浸透の成功など各宗派の変遷もその時代に流行った理由を明確に述べている。
葬式仏教の発展や江戸期の職業倫理など「俗」に関する記述が多いので宗教から縁遠い私にも分かりやすかった。いわゆるハウツー本より楽しく読めるお勧めの一冊。
天皇の権威保持のために古事記が書かれた奈良時代、仏教の簡素化と庶民化が図られた鎌倉時代など時代ごとに特徴をつかんでいて分かりやすい。また室町末期の一向宗の浸透、キリスト教が根付いた理由、明治維新の原動力となった浸透の成功など各宗派の変遷もその時代に流行った理由を明確に述べている。
葬式仏教の発展や江戸期の職業倫理など「俗」に関する記述が多いので宗教から縁遠い私にも分かりやすかった。いわゆるハウツー本より楽しく読めるお勧めの一冊。