ゴルフ上手は、ことば上手。 (ゴルフダイジェスト新書classic) の感想

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参照データ

タイトルゴルフ上手は、ことば上手。 (ゴルフダイジェスト新書classic)
発売日販売日未定
製作者伊佐 千尋
販売元ゴルフダイジェスト社
JANコード9784772841580
カテゴリ » ジャンル別 » スポーツ・アウトドア » スポーツ

購入者の感想

ゴルフは一体どんなゲームなのか、かっての名プレイヤー達が残した言葉がいろいろ集められている。
優等生のような模範的で退屈な発言はほとんどない。それぞれがウイットに富みゲームの機微に触れている。これを読んでいるとゴルフはやはりアングロサクソンの産物なのだなと思う。ユーモアセンスを欠く日本人ではこうはいかない。生真面目に「ゴルフ道・精神」にいってしまう。

まずは、ゴルフの魅力。A・パーマーの言葉を聞いてみようか。

「人が詩や美術館で見出すものを、私はナイスドライブの飛行に見る。白球が青空高く舞い上がり、次第に小さくなり、急に頂点に達したかと思うと、カーヴしながら落下し、ついには芝地に達して転がって行く、私が意図したとおりに。」

一方、ひねくれ爺さん、W・チャーチルによると

「ゴルフというのは、ちっぽけな球をさらに小さなホールへ奇妙な設計の武器で打ち込むのを目的とするゲームだ」
ということになる。

「バルフォア宣言」で有名なスコットランド出身の政治家A・J・バルフォア(シングルプレイヤー)は言う。

「ゴルフは3度楽しめるゲーム。コースに行く前、プレー中、そしてプレー後。ただし、内容は期待・絶望・後悔の順に変化する」

(プレイ後は、憂さ晴らしに19番ホール、つまりクラブのバーに直行する。そこで不運を嘆き愚痴で泥酔することになりあとで後悔する。)

ゴルフは自然を相手とする。風・雨があり、いいコースほどハザード(茂った樹木・深いラフやバンカー、池・小川)がきつい。ナイス・ショットがはねて水に落ちたりもする。この運・不運、不公平さがゴルフにはついて回る。それがどこか人生に通ずるのだろう。

「ゴルフは我々自身を試す競技である、しかし楽しみつつ」A・パーマー

本書は技術書ではないので、シングル目指してがむしゃらに頑張っているような方は読む必要がありません。長年ゴルフをやり、一向に上達しないけれどゴルフが好きで止められない(私のように)ような人はきっと楽しめる本です。

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ゴルフダイジェスト社から発売された伊佐 千尋のゴルフ上手は、ことば上手。 (ゴルフダイジェスト新書classic)(JAN:9784772841580)の感想と評価
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