がん治療の95%は間違い (幻冬舎新書) の感想

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タイトルがん治療の95%は間違い (幻冬舎新書)
発売日販売日未定
製作者近藤 誠
販売元幻冬舎
JANコード9784344983991
カテゴリ » ジャンル別 » 医学・薬学・看護学・歯科学 » がん・腫瘍

購入者の感想

年間2千組ものセカンドオピニオンの実績、
10万時間の研究を基にした
近藤先生の主張は、最新の医学データや
著名人のがん治療の分析も豊富に加わって
最近ますます冴え、説得力を増している。

本書はがん患者とのやりとりがリアルに伝わってきて
とてもわかりやすい。
手術や抗がん剤治療の無意味さ、怖さがよくわかる。

近藤先生は慶應大学病院時代から今日に至るまで、
何百人もの、
がんを放置して穏やかに長生きする人の経過を見てきた。
痛みのケアだけして、治療をしないと
進行がんで、全身に転移がみつかってからも
10年、20年と生き続ける患者が少なくないことを
長い歳月をかけて、自分の目で確かめてきた。

人は、ある日突然、がん患者になって
治療のベルトコンベアにのせられる。

痛くもつらくもないのに、人間ドックで
肺や肝臓に「影」が見つかって大病院を紹介され、
フルコースの精密検査を受けさせられ、
「がん」と宣告されると同時に、
入院、手術、抗がん剤治療の予定が組まれる。
「放っておくとがんが広がって転移する」
「治療しないと余命3カ月」などという脅しも加わる。

しかし、がんの治療を始めたとたんに
見る影もなくやつれ、あっという間に逝く人が多すぎる。

近藤先生のセカンドオピニオン外来を訪れた
女優の川島なお美さんは、まさにこのケース。

人間ドックで「肝臓に影がある」と言われ、精査の結果
「悪性の腫瘍だろう。おそらく肝内胆管がん」という
病名も確定していない段階で、
「余命1年」と言われ、
肝臓の切除手術を、執拗に勧められていた。

体への負担が少なく治療成績のいい
ラジオ波焼却術という選択肢もあったのに
医者は「手術」一点張りだったという。
そうやって、患者は
医者にとって都合のいい治療に巻きこまれていく。

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