日本の美仏 (エイムック 3226) の感想
参照データ
タイトル | 日本の美仏 (エイムック 3226) |
発売日 | 2015-10-26 |
販売元 | エイ出版社 |
JANコード | 9784777937851 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
今月中旬にアマゾンで購入し、到着した翌日に南山城まで出かけました。関西在住の私にとって「美仏」だらけと言っていい奈良、京都は身近な場所ですからね。まずは蟹満寺へ行き、新しい本堂内に鎮座する国宝釈迦如来坐像を鑑賞。蟹満寺の駐車場から寿宝寺へ拝観の連絡を入れ、同寺へ。歴史は古いものの今はこじんまりした寿宝寺の小さな宝蔵庫の中で降三世明王と金剛夜叉明王を脇に従えた重文十一面千手千限観音立像は、この「日本の美仏」の表紙にもなっています。実際に千本の手を持つ千手観音で、状態もよく素晴らしい。いずれも国宝の唐招提寺と葛井寺の千手観音も素晴らしいけど、ごく近くで見られるこの等身大の美仏は光の具合で表情が一変するのも鑑賞ポイントです。案内・説明してくれた寿宝寺の若奥さんも表紙に掲載されたのには驚いたとのこと。最後に行ったのは観音寺。結構な拝観者がいましたが、本堂内で住職の話を聞き、国宝十一面観音立像を厨子のすぐ下で間近に鑑賞できました。その他の美仏も多く掲載され写真も綺麗な「日本の美仏」は、大寺だけではなく、特にマニアックな小寺の紹介に優れた佳本です。