F4F Wildcat vs A6M Zero-sen: Pacific Theater 1942 (Duel) の感想

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このシリーズはボリュームの割に値段が高く、コストパフォーマンスについては疑問符がつく。また内容的にも基本的な内容が中心で、資料性という点でも敢えて購入する価値には乏しいと思う。ただイラストは豊富で、その点がこのシリーズ最大の価値ではないかと思う。
本書については、今回私はKindle版で購入したので、コストパフォーマンスの点ではそれほど悪くはなかった。中身ついては、登場する航空機の解説、搭乗員の技量や訓練、両軍の戦術、そして戦場における対決といった内容になっている。いずれも他の書籍で得られる情報で、そのために敢えて本書を購入する価値には乏しい。しかしこれらの内容を網羅的に俯瞰できるという点では、本書は便利な著作だと言えるかもしれない。
太平洋戦争の航空戦に興味のある向きにとっては購入しても良いのではないだろうか。