センター試験過去問研究　化学 (2016年版センター赤本シリーズ) の感想

2015年新課程で初めてのセンター試験でしたが、特に大きな混乱もなく終わりました。
平均点も例年のように高く、62点でした。つまり上位層はほとんど満点を取ってる科目です。

【この本を買うメリット】
・2015年から新課程が出題範囲となり、旧課程(2006-2014)よりも出題範囲が増えました。
・赤本では旧課程に出題されていなかった範囲、旧旧課程で出題されていた範囲を細かく記載してあります
・よって、新課程(2015- )で出題範囲に入っている旧旧課程(1997-2005)、旧旧旧課程(1990-1997)の該当範囲を表で見ることができます
・本試験を25年収録してあるので旧旧課程、旧旧旧課程で　出題されていた新課程範囲問題を演習できます

【2015年出題傾向分析】
2015年から大問1.2.3.4 + 選択問題5.6のうち1つというシンプルな構成に変わりました。
出題項目、範囲もマイナーチェンジしてあります。そのことに傾向と対策で触れてあります。
赤本では旧課程化学IIの分野（結晶の構造、気体、溶液、コロイド、反応速度、化学平衡etc）が
出題される可能性が非常に高いということを冒頭の傾向と対策で指摘しています。
実際に2015年は面心立方格子、溶解度積など旧課程化学IIの範囲がしっかり出題されました。

しかし、出題は基本的で問題が難しく無いので解答解説もあっさりで十分ついていけると思います。
2015年追試験が収録されていなかったのは惜しかったです。