Amazon Web Services実践入門 (WEB+DB PRESS plus) の感想

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参照データ

タイトルAmazon Web Services実践入門 (WEB+DB PRESS plus)
発売日販売日未定
製作者舘岡 守
販売元技術評論社
JANコード9784774176734
カテゴリジャンル別 » ビジネス・経済 » IT » ビジネスとIT

購入者の感想

入門書として、メジャーな機能の説明、手順の雰囲気、注意点が書かれている。
発行されたのが2015年末で、AWSは機能追加、バージョンアップが頻繁なため、最新情報は BlackBelt等で抑える必要がある。
BlackBeltでは現時点での全機能の説明、ソリューション別の説明など様々な資料が無料で公開されてる。
ただし、資料の作者によりやや読みにくい物があったり、全般的に概要的なため、メジャー部分に絞っているが、少し詳しく説明してくれるこの本は、入門者には有難い一冊と思う。

AWSの、使用頻度の高いサービス・機能について、マネジメントコンソールによる操作と、コマンドラインツールによる操作の両方を紹介しています。

取り上げているサービス・機能は次の通りです。
EC2(仮装サーバ)、VPC(仮装プライベートネットワーク)、Route 53(DNS)、S3(オブジェクトストレージ)、CloudFront(コンテンツデリバリネットワーク)、RDS(マネージドRDB)、ELB(ロードバランサ)、AutoScaling(自動スケールアウト/イン)、CloudWatch(監視)、そしてBilling(請求・支払)です。

AWSの豊富なサービスの中でも、基本的であり、また使用頻度の高いものを、盛りだくさんに取り上げていると思います。

1つの章で1つのサービス・機能について紹介し、操作・設定を示しています。章と章の間の関連は少ないです。そのため、関心の高いところから読めますし、後日読み返すにも便利です。それでいて、複数の著者による本にありがちな、散漫な感じがありません。おそらく、コンセプト(各サービスの、基本的な操作・設定を、マネジメントコンソールとコマンドラインツールで行いながら、紹介していく)が一貫しているからでしょう。全体を通して読んでも読み易かったです。

他方で、「一つの業務システムをAWSで開発する」とか、「既存のシステムをAWSに移植する」とかいった場合に、どんな基本構成が適切か、というような、インフラの設計パターンについての情報は、別の書籍を当たる必要がありそうです。

また、もう少し基礎的な概念を説明してほしいなあ、という箇所がありました。AWSならではのコンポーネントには、初めて学ぶ人には分かりにくいものがあります(例えば、セキュリティグループ)。画面のキャプチャーと、コマンドとその実行結果にページが割かれていますが、こうした基礎概念の説明に図を用いるなどの配慮があると、なお助かりました。本書の読者は、WebでAWSの公式サイトを検索しながら読むと良いのではないでしょうか。

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