幕末 維新の暗号(上) 群像写真はなぜ撮られ、そして抹殺されたのか (祥伝社文庫) の感想
参照データ
タイトル | 幕末 維新の暗号(上) 群像写真はなぜ撮られ、そして抹殺されたのか (祥伝社文庫) |
発売日 | 2011-06-09 |
製作者 | 加治 将一 |
販売元 | 祥伝社 |
JANコード | 9784396336653 |
カテゴリ | 歴史・地理 » 日本史 » 一般 » 日本史一般 |
購入者の感想
明治天皇すり替え説に言及している本はたくさんありますがこの本の様に小説という形式は見たことありません。実に読みやすく筆者独自の案も加わってアッというまに読んでしまいます。正直突っ込みどころもありますがこの手の本の中では興味があるならまず最初に読むべきだと言って良いと思います。
小説としては、もっとズバリと断定的に歴史を刻み、偶然の出会い等の演出をやらないと、リズム感が出ません。
と、だけ書いて、黙って星を五つつけておく方がメッセージ性はあったかもしれませんが
もう少し「応援」メッセージを書かせていただきます。
この作者の本を黙って買って読んでみてください、と、人に薦めております。
歴史小説であれ、歴史書にすると非常に面倒なので小説の体裁をとっただけのものであれ
過去のことですから、事の真偽だけにこだわると不毛ループに陥りがちです。
個々の事実の証明を今からやるのは、とんでもなく大変なことで
いくらやっても完全な証明も否定も困難です。
それでも歴史はあり
今日の私たちが生きる世界の
土台になっています。
まず、一度、作者の「視点」に立ってみて
細部の否定や信仰に走らず
自分で歴史を編集してみてください
そうか、そういわれれば、常識として語られている話は
どうにも説得力がない、といくつも発見があるはずですよ
この本は、考えるきっかけを与えてくれるはずです。
徳川政権を倒して天皇制を敷いたのですから
北朝であれ、南朝であれ、建武中興をたたえるのは当たり前
そこが本質とは考えませんが
短期間に組織をまとめ
国を創ってしまうのは大変なことです。
欧米列強がアフリカ、アジアと
次々に仕掛けてきて日本に順番が
回ってきた時期の話です。
この作者の視点は
むしろ、そういう話があったと
考える方が、常識化された
幕末物語よりもはるかに自然です。
と、だけ書いて、黙って星を五つつけておく方がメッセージ性はあったかもしれませんが
もう少し「応援」メッセージを書かせていただきます。
この作者の本を黙って買って読んでみてください、と、人に薦めております。
歴史小説であれ、歴史書にすると非常に面倒なので小説の体裁をとっただけのものであれ
過去のことですから、事の真偽だけにこだわると不毛ループに陥りがちです。
個々の事実の証明を今からやるのは、とんでもなく大変なことで
いくらやっても完全な証明も否定も困難です。
それでも歴史はあり
今日の私たちが生きる世界の
土台になっています。
まず、一度、作者の「視点」に立ってみて
細部の否定や信仰に走らず
自分で歴史を編集してみてください
そうか、そういわれれば、常識として語られている話は
どうにも説得力がない、といくつも発見があるはずですよ
この本は、考えるきっかけを与えてくれるはずです。
徳川政権を倒して天皇制を敷いたのですから
北朝であれ、南朝であれ、建武中興をたたえるのは当たり前
そこが本質とは考えませんが
短期間に組織をまとめ
国を創ってしまうのは大変なことです。
欧米列強がアフリカ、アジアと
次々に仕掛けてきて日本に順番が
回ってきた時期の話です。
この作者の視点は
むしろ、そういう話があったと
考える方が、常識化された
幕末物語よりもはるかに自然です。
幕末の志士が一同に会するといういわくつきの写真。真贋については別物として決着がついているものだが、この小説では「真」であることを前提に驚くべき結論に読者を導いてくれる。フィクションとして非常に楽しめる歴史エンタテインメントである。