Arduinoでロボット工作をたのしもう! の感想

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Arduinoでロボット工作をしたい、そういう方の最初の一冊目にこの本がおすすめです。
実は欠点も色々ある書籍なのですがそれは後述していきます。
まず、良い所から

良い所
・あらゆる部分が簡潔に解説されているので横断的に色んな作例が見れる
・比較的読みやすい
・LEDを光らせたりモーターを動かすあたりまでは説明が丁寧で大変わかりやすい
・購入する必要なパーツとかそれにかかる金額とかのリストが付いている
・写真が豊富

悪い所
・逆に簡潔に解説されすぎていて掘り下げが足りない
・中盤以降のインセクトロボットのあたりからほとんど回路図だけになってきて
　それまでの分かりやすいイラスト図とかがなくなり、
　代わりにちょっと読みにくい手描きの図面とかが急に出てくる
　（逆に多分上級者には分かりやすい描き方なのだと思います）
・中盤から肝心の製作途中の写真とかが少なくなり、完成した後の写真が
　数カットあるだけとかになってきて初心者が困惑するような構成に
・その章で必要になるパーツのリストは各章の最後にあるが、型番とかの記載は
　あったりなかったりしていて、章ごとに表記もバラバラだったりするので
　どれを買えばいいのかやや混乱してしまう
・kindleなどの電子書籍端末で見ると写真の解像度や白黒だったりの関係で文字が読みづらいので
　手書きのイラストなどは何を描いているのか判別が困難になっていたりする
　（去年くらいに出た新型のペーパーホワイトですら読みにくいので旧型などでは尚更）

トータルで見ると悪い所の方が多くなってしまいましたが、
これは絶対に「買い」です。

しかしながら、パーツリストはあっても実際に秋月電子とかのサイトにいくと
類似品も結構あるので単に「抵抗」とか「赤色ダイオード」とか「ブレッドボード」
だとか書いてあっても初心者にはどれを買えばいいのかよく分からなかったりします。