東京喰種トーキョーグール リマスター版 11 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) の感想

ぜんぜん、そんなことありませんでした！

相変わらず画も話も上手。
特に画力に関しては現在刊行されている漫画の中でも間違いなくトップクラスだと思います。
コマ割りも綺麗で読みやすく細部も非常に丁寧。

そして肝心の内容なんですが……以下はネタバレ注意です。あしからず。

個人的には二巻から始める「ラビット対食種捜査官編（命名自分）」が一番好きなのですが、最近の
展開は少し退屈に感じることもありました。
本番に入るまでの「タメ」がこれまでと比べて少々長かったように感じたのです。
けれど、本巻（正確には前巻のラスト三話くらいから）から始める嘉納追跡編クライマックスは、散々焦らされた
読者の期待を裏切らない完成度を誇っていました。

なので途中で読むのやめちゃった人も、十一巻まで一気に読んだらぜったい楽しめると思います！
いやこの巻マジおもしれーんすよ！

ただ一つだけ難点が……

なんと、ヒロインのトーカちゃんが一コマも出てきてない（泣）
本編だけでなくおまけ漫画からもハブられる始末！　これはひどい！（予告イラストではちらっと出てますが）

芳村店長や神代リゼ、ヒナミちゃん、入身さん、魔猿、マダムAすらちらっと出てるのに……
おまけ漫画を含めたら、なんと作中ほとんどすべてのキャラが出ている十一巻なのに、トーカちゃんだけ出さないなんて
なんらかの意図を感じずにはいられません（笑）

やっぱ石田先生、狙ってやったのかなぁ