リペントレス(スペシャル・エディション)(初回限定盤)(Blu-ray Disc付) の感想

Gのゲイリーがアルバム制作の際、必ずどのインタビューにも「いかにもスレイヤーだ」としか言わないが、今作もまさにその通りで、スレイヤー以外の何者でもない！個人的にはDrがデイブよりポール・ボズタフの正確無比で手数足数の多いドラムが好きなので願ったり適ったりの素晴らしいアルバムとなりました。音質も大変良好でクリアかつタイト！全てのエクストリーム・ミュージックファンは買うべし!!
ケリー・キングが奮起して、ほぼ1人で作りあげたという点では評価できるし、期待にも充分応えているアルバムだが、やはりジェフの作曲と比べると曲の持つ禍々しさや耳に強く残る印象的なリフが無いのが残念ということで☆マイナスひとつ。せっかくゲイリーという素晴らしいソングライターが加入したのでケリーとゲイリーでの共作も期待したが、これはどちらかというとゲイリーが辞退したようで、直接ではなくアイディアだけでも出して欲しかったなぁ。あとドラムも本来ならもっと手数の多いはずなのに、あえてケリーの意思を尊重して叩いた感じがする。
でもいずれにしても素晴らしいスレイヤーらしいアルバムであることは間違いない！
そして初回限定のDVD,Blu-rayは昨年の世界最大級のメタルフェス「ヴァッケン・オープンエア」のフルライブを収録！ 途中ドキュメンタリーもインタビューも挟まずライブのみを楽しめます。ライティングや炎、パイロなど演出もど派手で凄い!! メンバーのパフォーマンスもここ数年では一番いいんじゃないかな。演奏曲もオールタイム・ベストといった感じで文句無し！