Sadako 1000 Paper Cranes PMC 3.99 Promo (Puffin Modern Classics) の感想

当時、私はアメリカの公立中学校で日本語教師アシスタントのインターンシップをしていました。
アシスタント空き時間に、中学校の生徒に混じって授業がうけれたので、『国語』の授業を受けました。（アメリカ人にとっての国語なので、英語の授業です。）その時に読んだのがこの本です。

子供の頃に被爆したサダコは元気に成長していたのに、中学生で白血病になります。

鶴を千羽折ると、願いが叶うと信じた彼女は、薬の包み紙などで鶴を折り続けます。願いかなわず、千羽まで折れずにこの世を去ってしまいますが、残りの鶴は友達が折り、一緒に埋葬されたという、実話です。

６年生の国語の授業（アメリカでは６年から８年までが中学校）でしたので、簡単な英語が使われており、無理なく読めます。みんなで読んだ後、ディスカッションをしました。
原爆は『賛成』か『どちらかというと賛成』かまたは『反対』か『どちらかというと反対』か・・・。
それぞれ意見はわかれましたが、この本をもとに色々と学ばせていただきました。

アメリカの中学校の国語の時間に教材として読まれているのに、どうして日本ではこのお話の知名度が低いのでしょうか？広島県出身の友人は知っていましたが、ぜひ、もっとたくさんの子供に読んでもらって、原爆が招いた事を知って欲しいです。