ファミコン攻略本ミュージアム1000 (GAMESIDE BOOKS) の感想

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購入しようかと思って調べていたのですが、他サイトから無断で画像やリストを盗用しているという疑惑が出てます。

盗用対策のニセモノがそのまま掲載されているそうなので、もし本当なら資料としての価値もちょっと微妙……。

ネットには作者さん、出版社さんの正式回答は出てないようなので、真相が明らかになるまで待ちたい所です。

（10/22追記）
作者さんが「使わないはずの画像を入れたまま出版してしまった、ニセ画像とは関係なく収録し忘れた攻略本が6冊見つかった」
といった感じのコメントを出されてました。それって資料として、さらに穴があるという事なのでは……？
ちょっとモヤモヤしますね、とりあえず回収もしないみたいなので、焦って買う必要はなさそうです。

　ファミコンの攻略本に焦点を当てた珍しい紹介本。約１０３０冊を出版社別に表紙写真と簡単な
レビュー付きでずらっと展示（フルカラー）した様はまさにミュージアム。表紙写真はそんな大きな
物ではありませんが、当時は割りとよくあった「ゲームのイメージとは違う変な表紙イラスト」も
見られて面白いです。レビューは多くが100~200文字程度、それでも「３章までを攻略」「最終
ダンジョン以外のマップ掲載」「折込マップ付き」「自分で書き込むタイプの本」「キャラデータは
充実しているが攻略はイマイチ」「プレイ日記みたいで攻略になってない」「誤植あり」「なぜか
文章が関西弁」「おまけマンガでポロリが！」といった情報を色々盛り込んでくれているので楽し
めます。
攻略本ではないけど日本ヴォーグ社の「スーパーマリオのセーター」という編み物本まで網羅。
編者の松原氏はコレクターながら「コンプを目指しているわけではない」そうであまりにプレミア
価格がついた物には手を出さず、それゆえ今回のミュージアムにも入手できなかったためごく
一部、表紙写真が欠損（当然レビューもなし）している物もあります。
　その後は同１０３２冊を発売日順に並べたリスト、定価・判型・ページ数まで表記。
その他の読み物として「ファミコン攻略本のサイズ（判型）の謎」、１５０冊以上の攻略本を手掛け
たゲームライター・ＣＢ成沢こと成澤大輔氏を偲ぶコラム、そして編者・松原圭吾氏インタビュー。

　攻略本の表紙写真をながめて懐かしむ、というファミコン世代でも欲しがる人がやや限られそう
な本ゆえに星１下げましたが、これだけの書籍を集めてまとめたことは素晴らしく、この手の攻略
本をあえて現在探している人にはちょっと便利なデータベースにはなりましょう。