一外交官の見た明治維新〈上〉 (1960年) (岩波文庫) の感想
参照データ
タイトル | 一外交官の見た明治維新〈上〉 (1960年) (岩波文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | アーネスト・サトウ |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 歴史・地理 » 日本史 |
購入者の感想
・ 本書は、江戸時代末期から明治維新にかけての情勢を、英国人青年外交官アーネスト・サトウが記述したもの。彼はのちに駐日公使となり、サーの称号を得ている。
・ 当時の日本人の外国人に対する反感がたびたび書かれている。英国以外も含めて多数の外交官が侍などに殺害されており、命懸けの職務だった(イラクで死亡した奥氏の場合のように、赴任地によっては今でもそうだが)ことがよくわかる。
・ 登場人物は伊藤博文、西郷隆盛、徳川慶喜など。
・ 当然ながら英国側に立った記述だが、一部は英国にとって不名誉なことも書いてあり、それなりにバランス感覚はある。また、ユーモラスな表現も所々ある。
・ 岩波書店は気が利かないというか、商売上手というか、この上巻には年表を付けていない。下巻にはあるので、そちらを参照するとわかりやすくなる。
・ 当時の日本の様子や外国人の見方を知るために一読の価値あり。但し、目的が違うのでやむを得ないとは言え、イザベラ・バード(英国人女性探検家)の『日本奥地紀行』の自然情景/文化的表現には及んでいない。なお、その『日本奥地紀行』にサトウが登場するので、そちらもお勧めする。
・ 当時の日本人の外国人に対する反感がたびたび書かれている。英国以外も含めて多数の外交官が侍などに殺害されており、命懸けの職務だった(イラクで死亡した奥氏の場合のように、赴任地によっては今でもそうだが)ことがよくわかる。
・ 登場人物は伊藤博文、西郷隆盛、徳川慶喜など。
・ 当然ながら英国側に立った記述だが、一部は英国にとって不名誉なことも書いてあり、それなりにバランス感覚はある。また、ユーモラスな表現も所々ある。
・ 岩波書店は気が利かないというか、商売上手というか、この上巻には年表を付けていない。下巻にはあるので、そちらを参照するとわかりやすくなる。
・ 当時の日本の様子や外国人の見方を知るために一読の価値あり。但し、目的が違うのでやむを得ないとは言え、イザベラ・バード(英国人女性探検家)の『日本奥地紀行』の自然情景/文化的表現には及んでいない。なお、その『日本奥地紀行』にサトウが登場するので、そちらもお勧めする。