星ダイアリー2016 の感想

落ち着いた色の取り合わせが目を惹く、趣のある装丁の2016年星ダイアリー。古都に通じる和の色合いのような、どこか北欧の温かみある瀬戸物の色味のような。すっきりと白地で、味わいがあります。

年間・月間・週間のカレンダーとノート部分。個人的に、手帳というよりは月と星の手引や指針として、また簡単な日記・日誌として活用しているため、書けるスペースがしっかりある構成はありがたく感じます。

この星ダイアリーの醍醐味でもある、月毎のホロスコープ概要と星座別のコメント。そして2016年全体とそれぞれの星座毎の星模様の記述。的確で鋭い洞察をもとに、ニュアンスを大事にしながら、丁寧に描写して伝えてくれる石井ゆかりさんの言葉は今回も健在です。
新たに、星栞でも取り入れられていたカレンダー解説も掲載されており、充実の内容です。

月と星に関して、月の移行と満ち欠け・ボイドタイムが表記されていること。星の動向、特に水星や金星などの逆行がわかることが、実際の暮らしの中で少なからぬ影響があり重要なので、それも石井さんのダイアリーをずっと使わせて頂いている理由の一つです。