現場で役立つExcel＆Accessデータ連携・活用ガイド 2013/2010/2007対応 の感想

ExcelからAccessなどへ連携する場合は、
ADOなどと呼ばれる仕組みを利用する必要がありますが、
それらを詳しく解説している本は少ないです。
この本は、どうしてもExcelからAccessへデータを渡したい、
あるいはAccessからExcelへデータを取り込みたい、
などという状況をいろいろ想定して、解説しています。

私にとっては、渡りに舟な良い本でしたが、必要度は人それぞれですので、
自分のやりたいことと適合するか、まず本屋で確認することをおすすめします。
少なくとも「なか見！検索」で目次などは見ておいた方がいいと思います。

データ連携のためにはVBAという言語を多少知っている必要があります。
この本も、VBAの知識を前提に書かれています。
ただ、多くは「代入」などの初歩的な理解で間に合うものですし、
ADOについても、コードをそのまま利用できるので、ADOを知識として理解する必要はありません。

まぁ、けっこう便利な本でしたが、使いたいパターンは限られてくるので、
実際に必要なページはわずかかもしれません。
私は６章の数ページだけが主に有用でした。
ただ、ページをめくらないと何が必要かもわからないのがAccess連携なので、
やはりこの本は丸ごと役に立ったと思います。