白鯨 (上) (角川文庫) の感想
参照データ
タイトル | 白鯨 (上) (角川文庫) |
発売日 | 2015-06-20 |
製作者 | メルヴィル |
販売元 | KADOKAWA/角川書店 |
JANコード | 9784041031957 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 英米文学 |
購入者の感想
以前に、風景描写が延々と続いて退屈だと聞いていたのですが、実際に読んでみるとそんな事はなく、むしろ読みやすかったです。
主人公のイシュメールが話す形で物語は進んでいきますが、街の風景、宿屋の内部、食事の内容、墓碑に書いてある事、牧師の説教、船の内部、人物の描写、そして鯨にいたるまで、割と細かく説明・解説してくれるので、最初のうちは細かすぎるのではないか?と思っていても、読んでいるうちに物語の中へと引き込まれていきます。しかし、何を和訳しようとしたのか、田吾作とか寄せ鍋頭という表現は面白いですね。あと宗教というか信仰の問題が多く語られているような気もします。
それにしても捕鯨というのは一大事業なのに、取るのは油と脳だけ。それで儲かったというのですから大したものです。海豚も種類によっては食用に用いていたようですね(昔は)。それを今更、残酷だからとか可哀想だからとかで捕るなというのはどうかしています。だったらこの作品の価値も否定するのですかね?
主人公のイシュメールが話す形で物語は進んでいきますが、街の風景、宿屋の内部、食事の内容、墓碑に書いてある事、牧師の説教、船の内部、人物の描写、そして鯨にいたるまで、割と細かく説明・解説してくれるので、最初のうちは細かすぎるのではないか?と思っていても、読んでいるうちに物語の中へと引き込まれていきます。しかし、何を和訳しようとしたのか、田吾作とか寄せ鍋頭という表現は面白いですね。あと宗教というか信仰の問題が多く語られているような気もします。
それにしても捕鯨というのは一大事業なのに、取るのは油と脳だけ。それで儲かったというのですから大したものです。海豚も種類によっては食用に用いていたようですね(昔は)。それを今更、残酷だからとか可哀想だからとかで捕るなというのはどうかしています。だったらこの作品の価値も否定するのですかね?