安倍晋三プレゼンテーション 進化・成功の極意 の感想

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安倍首相は再登板での立ち居振る舞いは以前のそれとは大違いである。人はこれほど変わるものかと安倍首相の政治スタンスに賛成、反対の立場にかかわらずみな異口同音に言う。著者はプレゼンの指導で第一人者で安倍氏の動作を分析しながら解明していく。内容はなるほどとうなづくことばかりである。
いわく　ブリッジング（相手の気持ちに橋を架ける、呼びかける）、一分間の対話の中で32秒以上　聞き手を見つめる、リニアの原則（時系列に沿って話を組み立てていく）等々の原則や技術の説明もあり、安倍首相の動作がそれにかなっていると言う。
それから歩幅は60’pがめど、15ｍ先から注目されているなどプレゼンのためになる話も書かれている。
ただごく素朴な感想だが、安倍氏はどのようにこのプレゼンの技法を習得したのだろうという疑問がわいてくる。もしかしたらこの
著者が指導したのだろうか？
しかし第一次安倍内閣の時は、お世辞にも演説などへたくそだったのにこれほど変貌したのは、かなり本人が内面から大変革したのだろうという思いになる。
そのあたりの安倍氏の心の奥に関心をもった。