幸福と平和を創る智慧 第1部 下―池田SGI会長指導選集 の感想

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タイトル幸福と平和を創る智慧 第1部 下―池田SGI会長指導選集
発売日販売日未定
販売元聖教新聞社出版局
JANコード9784412015623
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購入者の感想

本書は「大白蓮華」誌に掲載中の、池田大作氏の「指導選集」を書籍化したもので、2014年7月号〜12月号掲載分が収録されています。

本書のシリーズは、
第1部「幸福への指針」
第2部「人間革命の実践」
第3部「広宣流布と世界平和」
が刊行されるそうですが、上記のうち第1部「下巻」が本書にあたります。

本書の基本的な構成は「上巻」に準じており(詳しくは「上巻」のレビュー拙稿をご覧ください)、
「下巻」は「上巻」に引き続き、4章〜6章までが掲載されています。

「苦悩を突き抜け歓喜へ」の章では、
自身の置かれた状況・苦悩を転換しゆく「転重軽受」「変毒為薬」などの法理について、
大きな苦悩を大いなる喜びに変えゆく「冬は必ず春となる」生き方への指針が示されます。
ここには、一般的な宗教に見られる「現実逃避」「他力本願」思想が存在しません。
これは、日蓮思想の大きな特徴の一つではないかと思います。

「自他共に幸福に」の章では、
日蓮の哲学には「個人の幸福」と「社会の繁栄」を一致させる力がそなわっていることが語られます。

本章に登場する
「利他だけを言うと傲慢になる。人を救ってあげるという偽善になる」
「自分のためにもなっていることを自覚して初めて謙虚さが出る」
という池田氏の論理には一定の説得力があります。
以前から、奉仕の精神で生きる立派な方の中に、まれに傲慢な人物が見られることが気になっていたのですが、確かに彼が指摘する通り、利他の精神だけでは、傲慢・独善に陥りやすいように思います。

「生死と向き合う」の章では、
人は何のために生きるのか、死とは何か、不慮の死をどう受け止めるか、など、重いテーマについて彼独特の切り口で語られます。

本章には、1993年9月に池田氏がハーバード大学でおこなった講演「二十一世紀文明と大乗仏教」からの抜粋が掲載されています。

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