とあるおっさんのVRMMO活動記〈2〉 の感想

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おそらく作者氏は効率至上主義プレイへのアンチテーゼとして、
遠回りマイペースプレイを描きたかったのだと思います。
しかしその手段に『皆は○○したが実は主人公のプレイスタイルが正解。他の人はダメ』
という描き方を多用したため、次第に多様性の感じられない、
運営による主人公のための世界になってゆきます。

キャバ嬢におだてられて有頂天になるプレイ……と解釈すれば
ある意味とてもおっさんらしい物語と言えるかもしれませんが、
読んでいる側としては活躍を素直に喜んでいいのか悩む作品でした。

面白かった。残り少なくなると読むのが勿体無くなる程。
生産と冒険のバランスが良いんでしょうね、読んでて飽きない。
製作説明も小難しいくなり過ぎないのも良いですしね。
冒険の世界も、ダンジョンや妖精界とだんだん広がって、まだまだ楽しませてくれそうです。
私的には５月のMVN(Most Valuable Novel)候補ですね。次も期待の★５つで。