季刊ステレオサウンド No.196 の感想

いつも通りと新企画もあり、楽しめますが、深い知見の元とは思いますが、スピーカーやアンプ、最近のカートリッジのダイナミックな特性なども昔の様に測ってくれると嬉しいです。余りに文科系な感じ

いつもながらに世界中の高級オーディオ機器が目白押しで紹介されています。とても手を出せそうにはありませんが、読んでいるだけで幸福感を味わえます。こうした高額機器は専用のリスニングルームでの試聴だから評価に信用を置けると思うのですが、購入しても実際に鳴らす部屋の問題があり、価格に見合うだけの効果が得られるのかどうか疑問に思います。機器とソフトの紹介は立派なのですが、それを聞く部屋の問題はあまり取り上げてありません。確かに部屋を簡単に改造できるわけではないので、このような雑誌の目的ではないだろうとは思うのですが、実際にはすべての人が専用のリスニングルームで聞いているわけではありません。もう少し音響空間の問題にも取り組んでもらえたらいいのにと思います。せめていろいろな部屋でのルームチューニングの方法なども紹介していただければと常々思っております。