戸田城聖全集〈第2巻〉質問会編 (1982年) の感想

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参照データ

タイトル戸田城聖全集〈第2巻〉質問会編 (1982年)
発売日販売日未定
製作者戸田 城聖
販売元聖教新聞社
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » 古書 » 哲学 » 仏教

購入者の感想

1982年に発刊された戸田城聖全集の「質問会」編です。
現在発刊されている創価本の中では見かけない、質問会のやりとりが再現されている興味深い一書です。

戸田会長の時代は「貧乏人と病人の集団」と揶揄された創価学会ですが、本書も病気と経済苦に関する質問は多く掲載されています。
おもしろい質問では「しめなわを売る商売だが謗法になるか?」というのがありました。
答えは「一生懸命売りなさい」。信仰と商売は分けて考えよ、ということでしょう。

現代とは時代の差を感じる内容が見られるものの、生き生きとしたやり取りや戸田会長の確信溢れる一言一言は、読んでいて思わず引き込まれます。
本書との整合性も勿論考慮されているのでしょうが、「小説人間革命」に登場する戸田城聖と本書の実物の戸田会長は、ほとんど違和感なく同一に見えてきます。

惜しむらくは、早い時期に絶版となってしまって、本書は新刊では手に入りません(牧口常三郎全集は新刊が入手できる)。
それ故なのか、本書は1982年版戸田城聖全集シリーズの中では古書の価格も高く、人気のほどを感じさせられます。
今のところ再版の計画はないそうで入手困難は続きそうですが、インターネット上に本書を再現されているサイトもありますので、本書を入手できない方はご覧になるのもよろしいかと思います。

戸田会長が日蓮正宗を賛嘆している箇所を目にすると、破門された現在との時代の差を感じますが、会長就任直後に創価学会を独立した宗教法人にした戸田会長の目は、50年後を見越していたのではないかとさえ感じます。
日蓮正宗と創価学会の正邪をここで論じることはやめておきますが、歴史の彼方に忘れ去られようとしていた日蓮の法門を現代によみがえらせたのは、紛れもなく戸田会長であったことは間違いありません。

災害が頻発し、紛争が世界のどこかで続いてる昨今、謙虚に日蓮と戸田会長の思想を学ぶべきではないかと反省しました。

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