役にたたない日々 (朝日文庫) の感想

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参照データ

タイトル役にたたない日々 (朝日文庫)
発売日販売日未定
製作者佐野 洋子
販売元朝日新聞出版
JANコード9784022645883
カテゴリ文学・評論 » エッセー・随筆 » 著者別 » さ行の著者

購入者の感想

 佐野さんは、谷川俊太郎の三人目の妻だったひとだ。
今は離婚して、シングルでいる。成人した息子さんがいるようだが、
ほぼひとり暮らしのようだ。
お友だちがたくさん。一緒に料理したり、麻雀したり、お仕事の依頼もいっぱい。
充実した、老境ではありませんか・・。
 ところが、この佐野さんにして、やはり、老いや癌や孤独、
焦りは嵐のように日々渦巻いている。
 よくある達観や、諦観、という見せかけのかっこつけはない。
 日々、熱く、または淡々と生きる。自分のばばあ振りに驚きながら、堂々と生きる。
 こういうエッセイいままで、日本になかったなぁ。
自在で、魅力的な語りくち。
 老い、ひたすら恐がるのではなく、自然体で行こうよって思えてきます。

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