システム英単語 (駿台受験シリーズ) の感想

DUO3.0を終了、システム英単語を購入。
比較をしてみます。
システム英単語がすぐれていると思える点
１、出る順で配列。動詞、名詞、形容詞・副詞をレベル別に分けているので、前からやっていけば無駄なく効率的。
２、ミニマルフレーズで他の単語とのつながり、実際の使用例が分かり結構覚えやすい。
３、ポイントチェッカーで、試験に出やすい発音や派生語・反意語同意語が示されている。
４、和訳、英訳ともに赤フィルターで確認でき、覚えやすい。

DUOがすぐれていると思える点
１、一文で５〜６の重要単語熟語が入っているので、効率よい。
２、話がつながっていて内容が面白い。会話文にも対応。
３、復習用CDが良い、1時間で重要単語熟語の確認可能、BGMとして聞いていけば、リスニング力も強化される。
４、類義語が豊富、辞書としても使用できる。

以上により、
大学受験やTOEICなど資格試験関連はシステム英単語に軍配
面白さ、実用英語など使える英語を習得したいならDUOが良いと思います。

追伸、システム単語のCDについての使用感
発音が分からなければ、単語を頭に焼き付けることは困難です。ネイティブの発音を耳で聴いて音読を繰り返すことが大切です。CD一枚あたり約一時間なので自分にあった学習法で継続していけば効率よく単語を身につけることができると思います。
日本語訳の吹き込みを担当されているのは安藤瞳さんです。劇団出身の方で場面に応じて、時に感情を込めておられ、飽きのこないCDとなっています。英語の方は、ネイティブのスピードで語られており、実際の速さに慣れるのにはこのくらいが必要だと感じされられます。
ちなみに私の使用法は
１、新たに覚える単語をシャドーイングしながら学習していく。
２、1日、CD一枚分一時間でBGMとして聴く。５日で単語を一回りすることができます。
３、付属の水色の小冊子が便利。出来なかった所に半透明付箋（ﾌｨﾙﾑ３ミリ幅）をつけ、何度も復習する。

はるか昔にこの本をやって受験を突破した記憶がある。最近英語で話す機会が多いのでフラっと受験コーナーの英単語集を見てみたら、懐かしのこの本がさらに使いやすく洗練されていて驚いた。この本の良さは散々言い尽くされているが、定量的にデータ分析しているのでとにかく試験で出る単語ばかり集まっていること、それでいながら連語を使うことで記憶しやすくするという定性的な面でも他書の追随を許さない、定量定性どちらの抜かりもない完成度にあるのは間違いのないところだ。はしがきでデータ重視だけど単語のみだったり例文が長くて覚えられない(ターゲットや単語王など)、文章で覚えると必ずしも適切な意味をとらえられなかったりすべてを網羅でなかったりする(速読英単語やDUOなど)と他書をディスっているのは賛否両論だがそれだけ自信満々であるのだろうし実際それがフカシに終わっていないのだからやむを得ない。とはいえ個人的にはこの本をベースキャンプに単語を覚え確認し、速読英単語を音読しまくり記憶の刷り込みを図った結果英語の偏差値が劇的に上昇したので(ビジュアル英文解釈などで構文を取る力を身につけてから音読しないと文構造を意識した音読ができないのであまり効果はないです）速読英単語の読み込みはオススメしたいところではある。しかしながら受験生は荷物が多くて何冊も英単語集を持ち歩くことなどできないのは止むを得ないので、カバンに常時携帯させるメインの1冊としてはこの本が現在も依然ブッチギリなのは疑いのないところだ。