高校生にも読んでほしい安全保障の授業 の感想

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ご存じ、「ヒゲの隊長」が、「安保法制」が議論されている今、「安全保障」について、わかりやすく説明してくれる本です。

具体的には、以下の「課題意識」「素朴な疑問」「日本のおかれた状況」「本書の目的」に基づき、「安全保障」について、自身の経験も踏まえつつ、シンプルに説明してくれています。では、早速、レビューしたいと思います。

〇課題意識

・若い人たちの中には、「そもそも平和安全法制ってなに？」「問題となっている集団的自衛権ってなに？」など、実はどういうことなのか良く分からないという方も多いかもしれません
・新しく、平和安全法制ができると、これまでと何がどう変わってくるのか、分かりにくいのも事実です。なにせ、ひとつの法案をめぐって、与党は「平和安全法制」、一部の野党やメディアは「戦争法案」と、まるで反対の言葉でその是非の応酬を繰り広げているのですから

〇素朴な疑問

・集団的自衛権を認めるとアメリカの戦争に日本が巻き込まれるの？
・自衛隊が戦地に出かけて日本の若者たちが命を落とすのでは？
・自衛隊員が不足して徴兵兵が復活するの？
・自衛隊が暴走する危険性はないの？
・集団的自衛権を行使すると戦争がしやすくなる？
・憲法９条がある限り集団的自衛権は行使できない？
・自衛隊と軍隊はまったく別もの？　等々

〇日本のおかれた状況

・日本をとりまく厳しい安全保障環境から、いかに国民の命を守っていくかについて国民みんなで真剣に考えていかないと、これまでのように戦争放棄をアピールするだけでは、日本の平和と安全を保障することができなくなっているのが実情なのです

〇本書の目的

・これらの疑問を解消し、日本の安全保障の問題について、とくに若い読者の方に理解して頂けるよう、できるだけシンプルかつ丁寧に説明しています

〇重要なポイント